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last update 最終更新日: 2026-01-13 11:49:29

 レンくんは年下の斉藤くん――いや、斉藤を気に入って、服なんかをあげていたっけ。

 私も彼に買い物を頼んだり、仲良くしているつもりだったのに。

 彼は笑顔の裏でレンくんをマスコミに売っていたんだ。

 今となっては、私はスタッフとして問題なく働いている。でもそれは結果論だ。

 あの時は一歩間違えば破滅が待っていた。

「確保」

 セナさんの合図と共に、隠れていたセキュリティスタッフたちが彼を取り押さえた。

 局内の空き楽屋に連行された斉藤は、悪びれる様子もなくふてぶてしい態度を取っていた。

「……お前」

 レンくんが信じられないものを見る目で彼を見る。

「俺はお前を弟のように思っていた。可愛がっていたつもりだった。何故だよ?」

「はっ、弟? 笑わせるなよ」

 斉藤は顔を歪めた。こちらを馬鹿にしているようでいて、どこか卑屈な表情。

「あんたたちはいいよな! 立ってるだけでキャーキャー言われて、金稼いで! こっちは安月給であんたらの機嫌取りだ。写真1枚売れば、俺のボーナスより高い金になるんだよ!」

 金と嫉妬。あまりにチープで、身勝手な動機だった。

「……そうか」

 レンくんは怒る気力すら失ったように、悲しげに目を伏せた。その姿を見て、セナさんが一歩前に出る。

「君は一つ、大きな勘違いをしている」

 絶対零度の声だった。彼のトレードマークである、笑顔の仮面すらかぶっていない。

 表情を消した素の顔で続ける。

「僕たちは『立っているだけ』ではない。君が寝ている間も遊んでいる間も、血の滲むような努力をして、その努力の上に立っているんです」

 セナさんは斉藤を見下ろし、冷たく告げた。

「……君のような人間には、一生見えない景色でしょうが。――連れて行け」

「ああ、そうかよ! 偉そうに。何様だ!」

 斉藤は警備員に引きずられながら、最後まで捨

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