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第 603 話

Auteur: 一笠
「凛さんの魂胆がまだ分からないとでも?あなたを巻き込んで、慶吾さんの圧力から逃れようとしているのよ」

「彼女の魂胆はどうでもいい!」

雪は頭に血が上っていた。翠が自ら認めると、さらに怒りがこみ上げてきた。

「翠、ずっと良い子だと思っていたのに。私の気持ちを分かってくれると思っていたのよ。あの夜、はっきり言ったはずだわ!

なのに、私の言葉に耳を貸さず、慶吾の味方をして私を陥れるなんて......本当に失望したわ!」

「雪さん、あなたは凛さんに騙されているのよ。彼女は......」

「私は歳は取ったけど、まだボケてなんかないから!」

雪は翠の言葉を遮り、再び慶吾を睨みつけた。「あなたも、今回は私に
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