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第十話

Auteur: 百瀬 三月
last update Date de publication: 2026-06-15 17:30:20

扉をくぐると視界が一気に明るくなった。

そこは昨日現実へ帰還したのと同じ場所だった。

黎慈(れいじ)と景佑(けいすけ)は目配せを交わした。

ふと空を見ると、少し遠くに明らかに異彩を放っている空気がある。

そこまで離れてはいないはずだ。

おそらく、あれが夢の核とやらなのだろう。

二人はそれを目指して歩き始めた。

黎慈(れいじ)が後衛で周りを見渡す。

景佑(けいすけ)が前衛で前方の安全を確認する。

少し歩いた頃だろうか。

突然、先に進んでいる景佑(けいすけ)が何かに気づいた様子で黎慈(れいじ)を呼んだ。

指差す先には、この世界の風景とは明らかに異なる巨大な建造物があった。

遠くからでもその威容がわかるほど大きく、まるでRPGに登場する魔王城のような禍々しいシルエットをしている。

「あれが……夢の核か」

二人は

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