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第5話

مؤلف: 歳々
私の婚約者だったはずの人が、いつの間にか秘書の彼氏になっていた。

こんなの気分がいいわけない。

仕事の面で見ても、雪はごく普通というよりも、ミスばかりしてるくらいだった。

こんな人を側に置いておいても、私にとってメリットなんて何もない。

私は軽くこめかみを押さえると、雪の評価シートにそっとバツ印をつけた。

次の日、まさか彼らが本当に来るとは思わなかった。

「彼ら」と言っても、正確には違う。来たのは弘樹だけだった。

弘樹は病院の外で買ってきたお弁当を置くと、まるで恵んでやるかのように言った。「雪がお前の様子を見てこいって。彼女は仕事が忙しくて手が離せないから」

その見慣れた顔を見ても、心はもう少しもときめかなかった。

私は静かに頷いて、分かったとだけ伝えた。

なのに弘樹は、勝手に部屋をうろつき始める。

そして、彼の視線が雪の評価シートに留まった。私がつけたバツ印を見ると、険しい顔で眉をひそめた。

「雪をクビにする気なのか?」

冷たい口調で、信じられないというように私を見ている。

「なんでクビにするんだよ?あんなに頑張ってるじゃないか」

そんなこと聞きたくなく
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