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第 15 話

Author: 江上開花
佐藤院長はいつも言っていた――あまり杓子定規になっちゃだめよ。生きていくには、時には見て見ぬふりも大事なの。いい意味で「鈍感」でいること。それが幸せに生きるコツ。どんな時も、自分の逃げ道は残しておきなさい。

亜夕美は口では「わかった」と言っていたが、いつも自分の信じた道を頑なに進んでいた。真心を尽くせば、きっと相手も応えてくれる――そう信じて、将臣に全身全霊で愛を捧げてきた。

でも、今では完全に心が冷めた。将臣は一瞥すらくれない。

彼は路加のものだった。ずっと前から、そうだったのだ。

——

あの日以来、将臣は再び亜夕美の前に現れることはなかった。

亜夕美は佐藤院長に付き添って半月以上が過ぎてい
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Comments (2)
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明子
都合が悪くなる愛人で、本当に身体が弱いの?狡賢すぎませんか?彼は、いつその本性に気付くの?
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中村 ゆみ子
亜夕美頑張って 佐藤院長早く目を覚まして
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