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第100話

작가: 一燈月
彰がハンドルを握る手が一瞬こわばった。彼は頷いて応じた。

……

「お姉さん、お見舞いに来ました。兄さんはどこですか?」

佑介は、小夜が入院したと聞くや、お菓子や日用品をいくつもの袋に詰め込み、病院へと駆けつけた。

しかし、病室に入ると、彼女が一人、ぽつんとベッドにいるだけだった。

小夜は微笑み、話題を逸らした。

「来てくれたのね。こんなにいっぱい、何を持ってきたの?」

「お姉さんの入院に付き添うんだ」

佑介は当然のように言った。

小夜は一瞬呆然とし、心に温かいものがさっと流れた。この数日、佑介が言っていた「弟になりたい、息子になりたい」という言葉を、ふと思い出す。

あれは、冗談ではなかったのだろうか?

弟、か……彼女は布団の下で思わず手をきゅっと握りしめた。

佑介は近づくと、お菓子を取り出しながら不満を漏らした。

「僕、どうしてあんなに早く退院しちゃったんでしょうね。そうじゃなきゃ、今頃二人で病室仲間になれたのに」

小夜は呆れて笑ってしまった。

「それが、何かいいことなの?」

「へへ、冗談だよ」

佑介はナッツの袋を開け、小夜に手渡した。

「僕が早く治
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大塩由美子
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