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第1029話

Author: かおる
忠は続けた。

「さっきの星の白々しい芝居も、どうせ俺の言葉尻を掴むか、こっそり配信でもしていたんだろう。

だが、俺はすぐに気づいた。

危うく、また罠にかかるところだった」

蛇に噛まれて朽ち縄に怖じる。

忠はまさにその状態だった。

翔は眉をひそめる。

「歩く監視カメラみたいな人間が、毎日そばにいるなんて、正直うんざりだ。

もともと平穏な家族だったのに、今じゃ常に警戒しなきゃならない」

明日香は落ち着いた口調で言った。

「忠、翔。

そこまで怯える必要はないわ。

星は毎回配信したり、必ず録音したりできるわけじゃない。

一度二度なら新鮮で面白がられるけれど、回数が増えれば、人となりを疑われる。

暇さえあれば家族を盗み撮りして、配信で晒す人間なんて、誰が信用する?

その頃には、世論は彼女の味方をしなくなるし、評判も反転する。

自分が同じ立場なら、家族に背中を刺されたい人なんていないでしょう」

少し間を置いて、続ける。

「こういうやり方が、面白がられるのは一回目だけよ。

二度目になれば、必ず疑問を持つ人が出てくる」

忠の目がわずかに明るくなった。

「じゃあ
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