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第1091話

Author: かおる
彼女は、浩太がようやく目を覚まし、きちんと協力するつもりになったのだと思っていた。

だが、浩太はまったく改心していなかった。

浩太は星を一瞥し、彼女の頬にうっすらと赤みが差しているのを見ると、薬が効き始めたことを悟り、もはや取り繕うこともしなかった。

彼は不気味に笑った。

「星野さんは、生まれつきの美人で、一目見ただけで心を奪われる。

前にお会いしてからというもの、あなたのことが頭から離れなくてね......

安心してください、美人さん。

必ず、あなたを骨抜きにして差し上げますよ」

星は、手にしていた契約書を、勢いよく浩太の顔に投げつけた。

立ち上がろうとした、その瞬間、身体の奥から、異様な熱がこみ上げてくる。

――やられた。

それは、明らかに発作だった。

この部屋に入ってから、彼女は何一つ口にしていない。

それなのに、なぜ――

星の背筋に、冷たいものが走る。

だが、今は原因を考えている場合ではない。

星は即座に携帯電話を取り出し、発信しようとした。

しかし、コール音が鳴る前に、浩太が携帯を奪い取り、床に叩きつけた。

「星野さん、無駄な抵抗はやめまし
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