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第1124話

Penulis: かおる
誰だって、そんな危ない話を自分から吹聴したりはしない。やるなら、気づかれないようにやる――それが普通だ。

そのとき、翔が口を開いた。

「こういうことは、きっちり調べておいたほうがいい。もし星の資金が、本当に雅臣や影斗のものじゃないとしたら?

あの二人の資金繰りに余裕がある状態で、俺たちが軽率に動いたら――逆に足をすくわれかねない。

雅臣も影斗も、簡単に見くびっていい相手じゃない。隙を見せたら、こっちが大怪我をする可能性だってある。

それに……星との関係を、決定的に壊すことにもなりかねない」

忠は、じろりと翔をにらんだ。

「翔、お前がそこまで腰が引けるなんて珍しいな。雅臣の金じゃないなら、星がどこからそんな大金を手に入れたっていうんだ?」

翔は、眉を寄せて考え込んだ。

「前に星は、投資家をひとり接待していただろ?もしかしたら、その投資を受けたのかもしれない」

忠は、心底バカにしたように笑った。

「ああ、あの投資家か。俺も会ったよ。名前は……謙信とか言ったな。素性は不明、調べても何も出てこない。

で、一番笑えるのが――お前ら、ちゃんと聞いて驚けよ?あいつ、星に一兆円
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