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第1404話

Auteur: かおる
怜央の口元が、嘲るようにわずかに吊り上がった。「また離間工作か」

本当なら相手にする気もなかった。だがふと――仁志がまた幸せアピールをして、星がどれだけ自分に優しいか見せつけてくるんじゃないか。そんな考えがよぎる。

なぜか魔が差したように、怜央は携帯を手に取った。

届いていたのは短い動画。カメラは床を映している。床の模様からして、雲井邸の中だろう。

ほどなくして、忠の傲慢な声が携帯から流れ出した。

「それでも今回、損をしたのは明日香だ。怜央にも責任はある。

外の連中の口を塞ぐ方法を考えさせろ。明日香が被った損失も、全部補填させる。

あいつは今、罷免されたとはいえ、司馬グループの最大株主だ。補償として、名誉毀損の慰謝料代わりに、明日香へ1%の株を譲渡させろ。あんな得を、怜央にただでさせるな」

怜央の表情は冷えたままだった。忠に犬呼ばわりされても、瞳の奥に波紋ひとつ立たない。

そのとき――書斎の扉が勢いよく開いた。

優芽利が怒りを露わにして踏み込んでくる。「これだけ長い間、雲井家はうちから散々甘い汁を吸ってきたくせに、裏でお兄さんを犬扱い?!

明日香は、自分の兄がそん
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