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第2495話

Author: かおる
仁志はベッドのヘッドボードに上体を預けながら言った。

「ああ。星野さんのバイオリンの音を聴くと眠れるんだ。彼女のそばに残って試してみたい」

雅人と謙信は、仁志が今回どうしてあれほど「親切」に星を助けたのか、ここへ来てようやく合点がいった。

催眠療法以外の治療法があるのなら、それに越したことはない。

どうせ今回仁志が戻ったとしても、何らかの治療は避けられないのだ。

今の仁志の状態はひどすぎた。

謙信は頷いた。

「仁志さんがそう決断されたのなら、戻ってから美咲さんにも伝えておきます。ただ……」

謙信は少し躊躇するような表情を浮かべる。

「仁志さんが不在にすることで、当主の座を巡る争いに影響は出ませんか?」

「今の溝口家の状況は、すでに俺の掌握下にある。俺と美咲が結婚すれば、反対派を一網打尽にできるはずだ」

仁志が淡々と答えると、雅人が恐る恐る尋ねた。

「仁志さん、お相手は美咲さんに決めたんですか?他の方はもう考えないと?」

仁志の口調は冷徹だった。

「考えない。俺に必要なのは、信頼できて、かつこの結婚のせいで余計な面倒を持ち込まない相手だ。

俺は当主の座を争っ
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Comments (26)
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宮東真
カロリーさん 万能男ですからね彼。 やったことなくてもすぐ覚えるし、完璧にしてくるっていう。 今の冷めた感じの男が子育てで四苦八苦するようになるんだ…と思うと感慨深いですね…。 私さっき今日の更新分読んできました!笑 めずらしく病院から進まなかったですが、仁志が猫被ってて少年っぽくて、航平が気持ち悪かったです!!
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宮東真
カロリーさん いえいえ私もかなり記憶ふわっとなってるとこあるんで、間違ってるとこあるかもしれません本当に。 ただ、雅人の方がかなり長くて謙信の方が後からっていうのは合ってるはずです確か。 そうなんですよねえ…謙信、目に見えるものしか重視してないので、あまり気持ちを口に出したりしない星のことちゃんと見れてないんですよね…。 雅人の方は仁志に対する理解があるからか、一回目の時も三年離れてたけど、会いに行ったなら復縁するだろうなって思ってたっぽいですよねあれ。若干仁志に遠ざけられてたの気づいてたでしょうし、何かやってんなとは思ってたのかも。
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カロリー
謙信と雅人の勤続年数情報ありがとうございます。 読み返して探そうにも、どの辺の話なのかパッとわからず諦めてる部分が多々あり… 宮東真さんの読み込みや記憶力に頼りまくりですみません! 謙信の星否定気味なところは若干面白くない気持ちになりますけど、基本的に側近二人のやりとりとか好きなので、また違うシチュエーションで主人に振り回されるところが見られるのは嬉しいですね〜
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