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第2503話

Author: かおる
診察室から出てくると、星は航平に向かって言った。

「航平、毎日仕事が忙しくて、薬を塗るのを忘れちゃうのは分かるわ。

だから今日から、時間になったら薬を塗るように私から連絡するわね」

今の二人の距離感では、リマインドの連絡をすることが、星にできる精いっぱいの気遣いだった。

彼女が自ら直接薬を塗ってあげることなど、断じてあり得ない。

それでも、航平にとっては十分に満足のいく結果だった。

ただ、先ほど星が医師の前でした訂正だけは、航平にとって少し面白くないものだった。

彼は医師の言葉を利用して、星が自分をどう思っているか試そうとしたのだが、まさかこれほどためらいもなく、はっきり一線を引かれるとは思わなかったのだ。

病院の入り口を出ると、彩香、仁志、そして心蘭が何気なく談笑しているのが見えた。

航平の視線が、誰にも悟られないように心蘭の顔をかすめた。

心蘭も彼をちらりと見たが、すぐに目を逸らした。傍目には気づかれないほど、一瞬の視線の交わりだった。

こちらに気づいた彩香が、笑顔で声をかけてきた。

「星、終わったのね」

彩香は航平の方を向いた。

「航平、傷の具合はどう
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Comments (11)
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宮東真
Elysさん 本編の時の、色々裏で動いてたときより明らかに余裕無さそうですしね…。 監禁拷問される前とか幼少期に保護できていたら、彼はどんな感じだったんだろうなあとめちゃくちゃ気になりますね…今ともまた違った感じらしいですし。 三年後の軽口叩けるくらいまで回復したあの感じが本来の彼だったんですかね? 今現在恋も愛も不要としている男、こちらでももしかしたら最終的に妻を片時も手離さなくなるのかあ…と感慨深いですね…。 怜央イリュージョンのようなwwwみたいですねえ…!
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Elys
宮東真さん ほんとうに具合悪そうで、バイオリンだけで大丈夫なのか心配になりますね。 仁志自身の中にまだ名前もない何か。 長い時を経て、ようやく知ることになる何か。 その始まりを読めるかもしれないとワクワクします。 そして、玲央イリュージョンのような鮮やかさを見せられたら、降参です。
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宮東真
21か22辺りでしょうか?めちゃくちゃ若い…。 本当に具合悪そうですよね。 方々気にかける余裕もない感じ。 本編で出会った辺りから、星本人のことが気になり始めた辺り(輝の事務所襲撃とかコンクールの輝の車事件辺り?)から比較してもっかい読みたいですね…。 仁志側の心情も見せてもらえれば、前回よりかなりわかりやすく「あっ、惚れたな」みたいなのが察せられたら楽しいですね。 今のところ誰にも恋などしなさそうな男、本編ラスト付近のべったりになるのか…?とすら思いますが、なるんでしょうね…同一人物のため…。
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