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第348話

Author: かおる
その女の子は香織ちゃんと呼ばれていた。

普段から怜のそばにまとわりつくのが好きで、ファンのような存在だった。

けれどここ数日は、彼の傍に近づこうともしなかった。

理由は――

「お父さんがね、怜くんと話すなって言ってたの。

それに......翔太くんのお父さんが通達したのよ。

誰かが怜くんと遊んだり話したりしたら、それは神谷家に逆らうことになるって」

あたりをきょろきょろとうかがい、誰もいないのを確かめてから、香織ちゃんはさらに声を落とした。

「お母さんに聞いたの。

翔太くんのお父さんが狙ってるのは怜くんじゃなくて......翔太くんのお母さんなんだって。

翔太くんの両親が離婚して、お母さんがお父さんを怒らせちゃったらしいの。

怜くんはそのお母さんと仲がいいから、とばっちりを受けてるんだよ」

翔太と怜の仲違いは、幼稚園中の噂になっていた。

多くの保護者は、星が雅臣の妻だったことも知っている。

そんな折、雅臣が放った一言――誰が逆らえるだろう。

だが榊家の息子を敵に回すのも容易ではない。

幸い、雅臣の旧友からもたらされた話では、矛先はあくまで前妻に向けられた
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Comments (1)
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asak
怜かっこいいじゃないかー でも5歳だよね ありえなーいwww
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