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第383話

Author: かおる
正道は言った。

「私の娘は、生まれたときから大切に育てられてきた。

これから先も、苦労など必要ない」

もちろん、正道は独断で強制したわけではない。

彼は明日香に二つの選択肢を与えたのだ。

一つ目、父の望み通りに芸術系の大学を受験すれば、雲井グループの株式十五パーセントを譲る。

二つ目、好きな大学を自由に選んでも構わないが、その場合は一切の援助を与えず、株式も渡さない。

雲井家の株式十五パーセント――それは一般人どころか、名門貴族の子弟にとってすら、想像を絶するほどの巨額だった。

現に三人の兄のうち、長男だけが十五パーセントを持ち、次男と三男はそれぞれ十分の一にすぎなかった。

それだけの割合を娘に譲るというのは、正道がいかに彼女を重んじているかの証でもあった。

明日香は結局、株式を選び、芸術大学へと進んだ。

だが彼女は生まれつき聡明で、幼い頃から英才教育を受けてきた。

琴棋書画いずれも精通し、ヴァイオリンも難なくこなす。

そう、彼女の専攻もまた――星と同じ、ヴァイオリンだった。

正道はヴァイオリンを好んでいた。

明日香は兄たちから、亡き母がかつては名高いヴァ
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碇ワンワン
自分を騙して結婚してできた子供を大事にしてるアホ親なんてなんの価値もない
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