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第384話

작가: かおる
忠が言った。

「星は五年前に結婚して、子どもまで産んでいる。

その相手は――Z国でも名を馳せる神谷雅臣だ」

明日香と翔は、そろって呆然とした。

「影子が結婚していた?

しかも子どもまで?」

「元夫?

じゃあ、もう離婚したのか?」

忠は頷く。

「つい最近、離婚したばかりだ。

その理由は......どうやら雅臣が初恋の女と縁を切れなかったらしい。

父さんは孫がいると知って、たいそう喜んでいる。

今、星の息子に贈る初めての祝いの品を用意しているところだ」

明日香は柳眉を寄せた。

「神谷家もZ国屈指の名門。

影子、あんな子がどうやって雅臣と結婚できたのかしら」

言葉にはしなかったが、考えは同じだった。

星の立場で、雅臣の妻になれるはずがない。

なにしろ、上流社会ほど門当戸対を重んじるのだから。

ましてや雅臣ほどの優秀な男であれば。

忠がふいに口を開いた。

「もし彼女が雲井家の娘であれば、雅臣との結婚は難しくもなかっただろう」

その言葉に、明日香と翔はすぐさま悟った。

翔が問いかける。

「つまり――彼女はずっと前から、雅臣に自分の本当の身分を明かし
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