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24話

Auteur: Amy
last update Date de publication: 2026-10-11 19:30:42

「どうして私が、修哉さんを勧めるんですか」

若菜は廊下に立ったまま尋ねた。

「修哉が会社へ入れば、湊くんの力になれるでしょう。兄も、あなたに直接話したいと言っているの」

居間から、絵本をめくる音が聞こえた。

湊を助けるという話なのに、母親の自分だけが、何を頼まれるのか分からずにいる。

若菜は開いた扉へ目を向けた。手伝ってもらえるのはありがたい。けれど、先にうなずくことはできなかった。

「お話は聞きます。返事は、それからでもいいですか」

「ええ。明日はどう?」

若菜は予定を確かめ、湊を幼稚園へ送ったあとの時間を伝えた。

祥子が兄に確認すると言い、折り返しの連絡で約束が決まった。

 

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