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第 120 話

Author: 水原信
使用人はお茶を運び、テーブルの上に置いた。

「桜井さん、お茶です」

玲奈はまだ自由には振る舞わなかった。誰かが来ると、慌てて抱き枕を放り、しっかりと座り直した。そして、使用人に微笑みながら言った。

「ありがとうございます」

彼女はテーブルの上に置かれた湯気を立てているお茶を見つめた。その磁器は非常に美しく、ローズの香りが漂っていて、華やかさを感じさせた。

一口飲んでみると、その淡い香りが口の中で広がり、まるで自分が高級な世界に足を踏み入れたかのように感じた。

「とても美味しい、こんなに美味しいお茶は初めてです」

彼女はこれまでこんな豪華な場所を見たことがなかった。今、目にするもの、口にするもの
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