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第 371 話

Author: 水原信
海咲が星咲に噛みついたのは、咄嗟に彼女を退かせるためだった。

だが、自分が立っていたのは岸辺。星咲が腕を振り払った拍子に、そのまま海咲は海へと落ちてしまった。

こんな結末を自分が迎えるなんて、海咲はどうしても納得できなかった。

――たとえ死ぬとしても、一人で死ぬつもりはない。

振り払われた瞬間、彼女は素早く星咲のもう一方の手を掴んだ。

そして、二人同時に海へと落ちた。

「ドボン」という大きな音と共に、激しい水しぶきが上がった。

海中でもがく二人。泳げない星咲は「助けて!」と叫び続けた。

その日は風が強く、波は荒れ狂っていた。

打ち寄せる波は人の頭を覆い隠すほどで、強い風にその声はかき消された。
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Comments (2)
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peridot
星咲はどうなった!?
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YOKO
海咲さんいつも辛い目に遭遇する時、周平と美の達記者会見を目にしてそこから勘違いから互いの距離が開くんだよね。
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