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第 1569 話

Auteur: 水原信
今日花はその言葉を聞いて、ようやく深く息を吐いた。

彼女は気力を振り絞り、夕奈の葬儀を取り仕切っていた。

人が亡くなれば、過去のすべてが消える。良くない記憶も、もうない。

残るのは思い出すたび胸を締めつけるような、懐かしさだけだった。

思い出せば思い出すほど、痛みは増していく。

尚年は、そんな彼女の肩を支えながら言った。

「泣きたければ、泣けばいい。妹を失ったんだ。誰だって、お前が苦しいのはわかってる」

今日花は首を横に振った。

もう十分に泣いた。

今は立ち直らなければいけない。葬儀をきちんと終えて、夕奈を静かに見送るために。

葬儀は長く続いたが、参列者は多くなかった。

夕奈と親しくしていた人
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