Compartilhar

第3話

Autor: ちょうどいい
その時、2階から突然、耳をつんざくような音が響き渡った。

ピッ――ピッ――ピッ――!

煙感知器だ。

部屋に残っていた煙の濃度が再び警報を作動させ、赤いランプが激しく点滅している。

私は廊下に浮かびながら、けたたましく鳴り続けるその装置を見つめる。

これが、私に残された最後のチャンスだ。

誰かが様子を見に来てくれれば、誰かがあの木板をこじ開けてくれれば……

私を見つけてくれる。

私が家出したんじゃないと、分かってくれる。

私はずっとここにいて、みんなが探しに来るのを待っていたのだと、知ってもらえる。

階下から物音が聞こえてきた。

「なんだよ、うるせえな!」

父がソファから立ち上がり、いら立った様子で2階へ向かってきた。

来た!

お父さんが来た!

この瞬間、私の胸が激しく高鳴った――もう心臓なんて動いていないのに。

お父さん、早く来て!

早くドアをこじ開けて!

私はここにいる!

父は2階へ上がり、釘で固く封じられた私の部屋の前に立った。

眉をひそめ、頭上で点滅する赤い警報ランプを見上げる。

煙感知器はまだ鳴り続けている。

その音は、次第に激しくなっていく。

ピッピッピッピ――!

「ったく、このポンコツ、昨日ちゃんと点検したばっかりだろ」

父はぶつぶつ言いながら、腰の工具袋に手を伸ばした。

そこには釘抜き用のハンマーが入っていた。

父は木板をこじ開けて、中を確認するつもりだ。

近い。

もっと近くに。

ついにハンマーを取り出した。

父はドアの前に立ち、木板と釘の隙間にハンマーの先端を差し込んだ。

あと少し力を入れてこじれば、木板が外れる。

ドアが開けば、父は私の真っ黒に焼け焦げた遺体を見る。

そして、真実を知る。

私の魂は震え、必死に叫んでいた。

こじ開けて!

お願いだから、こじ開けて!

父の腕に力が入る。

ハンマーが木板を押し上げ始めた。

ギィ……

木板が小さな音を立て、ほんの少しだけ緩んだ。

その時――

「お父さーん!」

階下から、妹の甲高い泣き声が響いた。

「お父さん、煙の臭い、すごく嫌!ここに住みたくない、部屋を替えて!」

妹は病院から戻ってきたばかりだった。

その顔には包帯が巻かれ、泣きじゃくるような声を上げている。

父の動きが止まった。

振り上げられたハンマーも、そのまま静止する。

父は振り返り、階下を見た。

「お父さん、怖いよ……」

妹の泣き声が、ますます大きくなる。

やめて……

行かないで……

私は父の背後に浮かびながら、必死にその腕をつかもうとした。

あと一度だけでいい……

もう一度、こじ開けて……

お願い……!

けれど、父には私が見えない。私の声も聞こえない。

父はハンマーを引き戻し、工具袋にしまった。

「はいはい、分かった。父さん、今すぐ行くからな」

そう言うと、一度も振り返らずに階下へ降りていった。

足音が、どんどん遠ざかっていく。

ピッ――ピッ――ピッ――!

煙感知器はまだ鳴り続けている。

まるで最後の助けを求めているかのように。

けれど、もう誰も上がってこなかった。

それから5分ほど経つと、警報音が次第に途切れ途切れになっていった。

ピッ……ピッ……

電池が切れかけている。

さらに2分後、煙感知器が、最後にかすかな音を一度だけ鳴らした。

ピ……

そして、完全に沈黙した。

赤いランプも消えた。

廊下は再び暗闇に包まれた。

階下から、両親の話し声が聞こえてきた。

「ふう、やっと鳴り止んだな」

父がほっとしたように息を吐く。

「昨日の火事のせいよ。煙がまだ残ってるんでしょう」

母の声には、何の関心もなかった。

「そのうち自然に消えるわよ」

「それにしても、あの部屋は真っ黒に焼けちゃって、もう使いものにならないな」

「どうせあの子が帰ってきたら、自分で片づけさせればいいわ」

2人は階下で楽しそうに話していた。何もおかしいことなどないとでもいうように。

私は廊下に浮かびながら、木板で固く封じられたあのドアを見つめていた。

そして、もう消えてしまった煙感知器を見つめた。

絶望が、まるで潮のように私を飲み込んでいった。

もう、誰も来ない。

もう、誰にも見つけてもらえない。

Continue a ler este livro gratuitamente
Escaneie o código para baixar o App

Último capítulo

  • 妹を救った私は、炎の中に置き去りにされた   第10話

    「寒ければ、火事にはならない……もっと寒くすれば、火は起きない……」母は完全に正気を失っていた。一番かわいそうだったのは、妹だった。顔に残った火傷は、傷跡になった。それほどひどいものではなかったけど、白く小さな顔には、やはりはっきりと目立っていた。かつては家族みんなから愛されていたお姫様だった妹は、今ではクラスメイトたちから笑いものにされていた。「見て。あの子が火をつけて、お姉ちゃんを焼いたんだって!」「私のお父さんとお母さんが言ってた。お姉ちゃん、死んじゃったんだって!」「自業自得だよ!お姉ちゃんを殺したんだから!」妹は、天国から地獄へと突き落とされた。日に日に無口になり、心を閉ざしていった。もう笑わない。甘えることもしない。両親にあれが欲しい、これが欲しいとねだることもなくなった。毎日、学校から帰ると、一人で部屋の隅に縮こまっていた。そして、壁に飾られた私たち姉妹の写真を見つめる。ずっと昔に撮った写真だった。私が妹を抱きしめ、妹は幸せそうに笑っている。「お姉ちゃん……」妹は手を伸ばし、写真にそっと触れた。「ごめんなさい……あの日、ちゃんと言えばよかった……私のせいでお姉ちゃんが亡くなった……」涙が写真の上に落ち、映っている顔を滲ませていく。妹は夜中に何度も飛び起きた。あの日の炎を夢に見る。私が父に蹴り飛ばされ、火の中へ戻された光景を夢に見る。そして口元を両手で押さえ、泣き声を必死に押し殺した。階下にいる、正気を失った母を起こさないように。妹はよく、顔に残った傷跡を撫でながら、独り言のように呟いていた。「お姉ちゃんは私を助けてくれたのに……私のせいでお姉ちゃんが亡くなった……私なんか、生きてちゃいけない……」まだ8歳の子供なのに、その瞳にはもう光がなかった。……私は妹の部屋を出た。そして、この冷たい邸宅からも離れた。もう、行かなければならない。遠くに、一筋の温かな光が私を呼んでいた。その光はとても柔らかく、言葉では言い表せないほど温かかった。まるで母の腕に抱かれているようで。それとも、春の日差しのようで。そこには、怒鳴り声もない。偏った愛情もない。冷たいドアも、灼けつくような炎もない。そこがきっと、私が本当に帰るべき場

  • 妹を救った私は、炎の中に置き去りにされた   第9話

    時には突然、壁際へ駆け寄り、爪で必死に壁を引っかき始める。「ドア……ドアはどこだ……?釘……釘はどこにある……?釘を抜かなきゃ……ドアを開けなきゃ……美緒がまだ中にいる……」爪はすべて割れ、10本の指は血まみれになっていた。壁には、彼が爪で引っかいた血の跡が幾筋も残っている。医師は仕方なく、父に拘束用の手袋をつけた。それでも父は絶えずもがき続け、口の中で何度も繰り返す。「ドア……開けて……美緒がまだ中にいる……」さらに恐ろしいことに、父は自傷行為まで始めた。突然、狂ったように自分の皮膚を引き裂く。まるで燃え盛る炎を消そうとしているかのように。「消さなきゃ……火を消さなきゃ……美緒の身体が火だらけなんだ……俺が消してやらなきゃ……」腕を、胸を、頬を、血が流れるほど激しく引っかき続ける。看護師たちは、父をベッドに縛りつけ、24時間体制で監視せざるを得なかった。それでも父は、ベッドの柵や壁、手の届く場所にある硬いものへ頭を何度も打ちつける。「俺のせいだ……全部俺のせいだ……俺が娘を殺した……地獄へ落ちるべきだ……火に焼かれて死ぬべきなんだ……」頭を壁に叩きつけ、額が裂けて血まみれになっても、意識を失うまでやめなかった。目を覚ますと、また繰り返す。医師によれば、極めて重度の心的外傷後ストレス障害に加え、強い自責の念によって精神症状を引き起こしているという。父の意識は、永遠にあの大晦日の夜で止まってしまった。生きているが、死ぬよりも苦しい。1分、1秒、地獄の中でもがき続けている。私は病室に浮かびながら、父を見つめていた。昔、私に絵本を読んでくれた父。私を肩車して、笑っていた父。そして、私に怒鳴りつけ、何かと命令していた父。その父が今では、ただの狂人になっていた。母は精神科病院には入らなかった。けれど、その状態は父と大して変わらなかった。重度の恐火症と、深刻なうつ状態を患っていた。家の中にある、火を使うものをすべて捨てた。「火はダメ……火は絶対にダメ……」母は家の中を何度も行き来しながら、怯えた目で隅々まで確認し続ける。冬になっても、邸宅には暖房もエアコンもなかった。室温は氷点下まで下がった。母は分厚い毛布にくるまり、ソファの上で震えていた。唇

  • 妹を救った私は、炎の中に置き去りにされた   第8話

    6時間。あの日は大晦日の夜だった。家では、大晦日のご馳走が食卓いっぱいに並べられていた。けれど、私は一口も食べていなかった。2階で宿題をしていたから。母に言われていたのだ。「宿題が終わってから下りてきなさい。佐緒里ちゃんが楽しくご飯を食べる邪魔をしちゃダメよ」江口さんはさらに私の背中を調べ、眉間の皺を深くした。「ここに鈍器による打撲痕があります」彼は私の身体をそっと動かし、背中に残った特徴的な痣を指差した。高熱で焼かれていたにもかかわらず、その形ははっきりと残っていた。「形からすると、靴底の跡ですね。これは生前についた傷……」江口さんは顔を上げ、従兄を見た。それから、壁際にへたり込んでいる父へ視線を向ける。「しかも、火災現場で負った傷です。かなり強い力が加わっています。肋骨にも軽いひびが入っています」従兄は拳を固く握りしめた。手の甲に青筋が浮かび上がる。そして大股で父のもとへ歩み寄ると、襟首をつかみ、床から引きずり起こした。「言え!あの夜、一体何があった?!」父はガタガタと震え、目を逸らした。「俺……俺はただ……少し、懲らしめただけで……」「懲らしめた?」従兄は冷笑し、部屋の中に横たわる私の遺体を指差した。「子供を火の中へ蹴り飛ばしておいて、それが『懲らしめた』だと?!」「佐緒里ちゃんを傷つけてると思ったんだ……美緒が佐緒里ちゃんの頭を押さえつけてると思って……」父の声はどんどん小さくなり、涙と鼻水で顔がぐしゃぐしゃになっていく。「本当に……逃げられると思ってたんだ……本当に、こんなことになるなんて……」「知らなかったとでも言うつもりか?」従兄は父を乱暴に突き飛ばした。「一度でも振り返っていれば!たった一度でも見ていれば!なのに、お前は見なかった。大事な末娘のことしか頭になくて、確かめようともしなかった。そのままドアを閉め、鍵までかけて、挙げ句の果てには釘で塞いだ!この3日間、一度でもあの子を探したのか?!それどころか親戚に、あの子を少年院に入れるなんて言ってたそうだな。美緒はお前の頭上にいたんだ。お前が釘で塞いだ、あのドアの向こうに。お前が『家出した』と思い込んでいた、あの部屋の中にずっといたんだ。それなのに、お前は一度も上がって

  • 妹を救った私は、炎の中に置き去りにされた   第7話

    妹は涙を手で拭いながら、途切れ途切れに話し始めた。「その日……私、キャンドルランタンで遊びたかったの……お父さんが、お家の中では遊んじゃダメって言ってた……でも、どうしても遊びたくて……こっそりお姉ちゃんの部屋に持っていったの……お姉ちゃんは火が怖いから……普段、あの部屋には誰も入らないし……」声がどんどん小さくなり、涙がますます激しく流れ落ちる。「キャンドルに火をつけたら……すごく綺麗だった……でも、火の粉がテーブルクロスに飛んじゃって……それで……それで、燃え始めたの……怖くなって……お父さんとお母さんを呼びに行こうとしたけど、火が大きくて……足に力が入らなくなって……転んじゃった……」妹は息もできないほど泣きじゃくった。「そしたら、お姉ちゃんが飛び込んできて……私を抱きしめて……ずっと『佐緒里ちゃん、怖くないよ。お姉ちゃんが外に連れていくから』って……私たちがドアのところまで這っていったら……お父さんが来て……」妹の声がそこで途切れた。小さな身体が、さらに激しく震え始める。部屋が死んだような静寂に包まれた。聞こえるのは、妹の泣き声だけだった。「その日、お父さんとお母さんに本当のことを言おうと思ったの……でも、私、気を失っちゃって……そのあと、お父さんもお母さんも、お姉ちゃんの話になるとすごく怖い顔をするから……お姉ちゃんがどこにいるのか聞くのも怖くなって……怖かったの……だから、何も言えなくなった……お姉ちゃん……ごめんなさい……全部、私のせいで……」真実が、すべて明らかになった。嫉妬なんてなかった。放火なんてしていなかった。殺人なんて、もちろんしていない。最初から最後まで、ただ一人の姉が、妹を助けるために必死になっていただけだった。それなのに父は、娘を犯人だと決めつけ、火の海へ蹴り飛ばし、たった1つ残された生きる道まで釘で塞いだ。「あああああ――!」父が突然、狂ったように壁へ駆け寄った。そして頭を力いっぱい壁に叩きつける。ドンッ!ドンッ!ドンッ!1度、2度、3度。額から血が流れ落ちても、父は痛みなど感じていないかのようだ。「俺が美緒を殺した……俺が娘を殺したんだ……俺のせいだ……全部俺のせいだ……」父は何度も頭を壁に打ちつけながら、

  • 妹を救った私は、炎の中に置き去りにされた   第6話

    パリン!母の手から皿が落ち、粉々に砕け散った。真っ赤なさくらんぼがあちこちに転がり、飛び散った果汁が床を濡らす。まるで鮮血のように、目に焼きつくほど鮮やかだった。母の瞳孔が激しく開いた。大きく口を開け、喉の奥から「ヒュッ、ヒュッ」と苦しげな呼吸音が漏れる。「み……美緒……?」前へ進もうとするけど、両脚が言うことを聞かない。激しく震え、立っていることすらできなかった。「違う……こんなの、嘘よ……」母は必死に首を横に振って、涙が一瞬にして溢れ出した。「家出したんじゃなかったの?どこかに隠れてるんじゃなかったの?どうして……どうして……いやああああ――」凄まじい絶叫が、邸宅中の静寂を切り裂いた。あまりにも鋭く、あまりにも絶望に満ちた叫びだ。まるで魂そのものを引き裂くように響き渡る。その直後、母は白目をむき、そのまま後ろへ倒れ込んだ。ドサッ!床に頭から倒れ、そのまま意識を失った。従兄は立ち上がり、上着を脱ぐと、私の真っ黒に焦げた身体にそっとかけた。そして振り返り、床にへたり込んでいる父を見つめる。その目は、まるで見知らぬ他人を見るように冷たかった。「叔父さんが、このドアを釘で塞いだのか?」父は全身を震わせ、唇をわななかせるだけで、何も言えない。「聞いてるんだ!」従兄は勢いよく歩み寄り、父の襟首をつかむと、床から無理やり引きずり起こした。「お前が、このドアを釘で塞いだのか?!」「俺……俺は……」父の目から涙が流れ落ちた。「窓から逃げると思ったんだ……」「窓?」従兄は手を放し、部屋にある唯一の窓へ視線を向けた。窓は固く閉ざされていた。その外側には面格子が取り付けられている。柵の間隔はわずか10センチほど、猫ですら通り抜けられない。ましてや、10代の子供が出られるはずもない。「教えろ」従兄の声は、歯の隙間から絞り出すようだった。「どうやって、ここから出るんだ?」父も従兄の視線を追った。閉ざされた窓。びっしりと取り付けられた面格子。それを見た瞬間、父の顔から血の気が引いた。「俺……忘れてた……その時は頭に血が上ってて……窓に面格子があることなんて、忘れてた……窓から逃げれば……それで……ちゃんと反省すると思って……」

  • 妹を救った私は、炎の中に置き去りにされた   第5話

    父はその気迫に圧倒され、数秒間ぽかんと立ち尽くした。やがて「頭おかしいんじゃないか」とぶつぶつ呟くと、工具を取りに階下へ戻っていった。私はドアの前に浮かびながら、あの木板を見つめていた。ついに。ようやく、開けてもらえる。ありがとう、お兄ちゃん。父は釘抜き用のハンマーを持って戻ってきた。木板をこじ開けながら、ぶつぶつ文句を言っている。「まったく、正月早々なんだってんだ……ただ焼けただけの部屋だろ。何があるっていうんだ……」バキッ。最初の木板が外れた。3日間閉じ込められていた悪臭が、一気に外へ噴き出した。バキッ。2枚目。臭いがさらに強くなる。バキッ。3枚目。木板が1枚、また1枚と外れていくにつれ、3日間ずっと閉じ込められていた悪臭が、ついに一気に解き放たれた。焼け焦げた肉の臭い。そこに腐敗した甘ったるい生臭さと、吐き気を催すような死臭が混じっている。「オエッ……!」一番近くにいた父は、その臭いに耐えきれずえずき、鼻を覆いながら何度も後ずさった。「だから臭いって言っただろ!お前が無理やり……オエッ……」従兄は何も言わなかった。ただ、少しずつ姿を現していくドアを、汗ばんだ手で固く握りしめながら見つめていた。最後の木板が落ちた。父が手を伸ばし、ドアを押す。ギィ……軋んだ音を立てながら、ドアがわずかに開いた。廊下の窓から差し込む眩しい午後の陽射しが、3日間暗闇に閉ざされていた部屋の中へ差し込んだ。光が少しずつ広がっていく。焼け焦げた壁を照らし。真っ黒に焼けたベッドを照らし。床に散らばった教科書や通学カバンを照らし。そして、部屋の隅にあるものを照らした……身体を小さく丸め、皮膚は真っ黒に焦げ、ぴくりとも動かない、小さな身体を。その瞬間、時間が止まった。父はドアの前で凍りついた。手はまだドアノブにかかったまま、目を大きく見開き、瞳孔が激しく開いていく。顔から血の気が、目に見えて引いていった。「み……美緒……?」喉の奥から絞り出したその言葉は、風に舞う枯れ葉のように震えていた。従兄は大きく息を吸い、ハンカチで鼻と口を覆うと、部屋の中へ大股で入っていった。焼け焦げた臭いが、腐敗した悪臭とともに一気に押し寄せてくる。

Mais capítulos
Explore e leia bons romances gratuitamente
Acesso gratuito a um vasto número de bons romances no app GoodNovel. Baixe os livros que você gosta e leia em qualquer lugar e a qualquer hora.
Leia livros gratuitamente no app
ESCANEIE O CÓDIGO PARA LER NO APP
DMCA.com Protection Status