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第705話

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彰人が差し出した手は、そのまま無防備に空中で固まってしまった。

顔の期待は砕け散り、隠しきれない苦痛と傷つきだけが残された。

静奈と湊が手を交え合わせた光景は、彼の目の奥を熱く刺し、喉の奥を締め付け、呼吸さえも困難にさせた。

竹政の目にも一抹の黯然とした色がよぎったが、その表情は依然として自制的で落ち着いており、まるでこの結果をとっくに予想していたかのようだった。

彼女に断られるのが道理だと分かっていながら、心底にあるくやしさが、彼に手を伸ばさせたのだ。

結局は、空振りに終わった失望を得ただけだった。

湊は静奈の手を優しく引き、ゆっくりとした足取りでダンスフロアへ歩み入った。

ゆったりとした音楽が流れる中、彼の手は彼女の腰の横に軽く添えられ、常に適切な距離感を保ち、紳士的で優しかった。

二人の姿が交錯する。美男美女であり、静奈の美しさと、湊の温和で高貴な雰囲気が互いを引き立て合い、いとも簡単に全会場の視線の的となった。

彰人はダンスフロアの二人の姿を見つめ、極限まで落ち込んだ気分で、傍らで一人やけ酒を飲んでいた。

辛い烈酒が喉を焼いたが、心底に渦巻く苦痛と嫉妬を抑え
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