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第212話

Author: つき酔
無情で冷酷な宣告が、氷の刃のように莉奈の心臓を貫いた。

「嫌……おばあちゃんに会わせて。お願い、ひと目だけでいいから……!」

悠斗は沈痛な面持ちで承也を見た。承也は振り返らない。身体の横にだらりと垂れた手は、骨が白く浮き出るほど強く握り込まれ、冷気さえ滲ませているようだった。

悠斗は視線を戻すと、一歩前へ出て、部屋へ駆け込もうとする莉奈の行く手を遮った。低い声で告げた。

「奥様、ひとまず外へ出てください」

「嫌よ!」

莉奈は悠斗の腕を必死につかんで引き剥がそうとし、喉が裂けんばかりの悲痛な声を上げた。

「お願い、悠斗さん、通して! おばあちゃんに会いたいの。会わせて、お願いだから……!」

悠斗は顔を強張らせ、無言で首を横に振った。そして莉奈の腕をつかみ、強引にその場から連れ出そうとする。

たまらず、莉奈は床に泣き崩れるように膝をついた。

「中には入らない。入らないから!おばあちゃんを見に行かないから、追い出さないで……

弔いの間の外でひざまずいているだけでいいの。遠くから祈っているだけでいいから、ここから追い出さないで……!」

莉奈が床に崩れ落ちるのを見て、尚南
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