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あの日と同じ誘い

Penulis: 影畑凛星
last update Tanggal publikasi: 2026-07-31 07:05:02

 翌日の午後。

 綾香はサロンで紅茶を飲みながら、本を読んでいた。

 窓の外では、夏の日差しが庭を明るく照らしている。

 穏やかな午後だった。

「お嬢様」

 橘が静かに姿を現した。

「どうしたの?」

「美月様がお見えです」

 綾香の手が止まる。

「……美月が?」

「はい。お約束はないそうですが、お会いしたいと」

 一瞬だけ、胸がざわついた。

(こんなに早く……)

 前世でも、美月はよく突然遊びに来ていた。

 何でもない日常のように笑って、何でもない顔で隣に座る。

 あの頃の綾香は、それが幸せだった。

「お通しして」

「かしこまりました」

 ほどなくして、美月がサロンへ入ってくる。

「綾香!」

 明るい笑顔。

 人懐っこい声。

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