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第183話

Auteur: 藤崎 美咲
以前、花音は遥生に彼女がいるという噂のことで落ち込んでいた。

遥生がこれまで一度も女性関係で問題を起こしたことがないのは周知の事実だ。もし彼と誰かの関係が本当に出回るなら、それはよほどのことだろう。

だが、その「彼女」が星乃だと知って、花音はかえってほっとした。

星乃はすでに悠真と結婚しているし、星乃が悠真を深く愛しているのは周知の事実だ。悠真のために彼女がずっと気を配ってきたことも、みんなの目に明らかだった。

とはいえ、花音はまだ少し不安が残っていた。

遥生は魅力的で仕事もでき、何より恋愛に一本気なところがある。花音は、星乃がネットの噂に流されて気持ちが揺れてしまいやしないかと心配していたのだ。

星乃は横をちらりと見て、花音の期待と緊張が入り混じった視線を確認すると、彼女が怒っているのにそれでも自分の車に乗った理由をすぐに理解した。

やはり遥生のことが関係しているのだ。

星乃はハンドルを握りながら言った。「あなたの最初の質問には答えられるけど、残りの二つは相手に聞くべきよ。私に聞くことじゃない」

花音もそれで納得した様子で、尋ねた。「じゃあ、あなたと遥生はどんな関係
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