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第471話

Author: 藤崎 美咲
圭吾は特に何とも思わず、嫌そうにたけのこをゴミ箱へ払い落とした。

次の料理を取ろうとしたところで、紀弥が立ち上がるのが見えた。彼はたけのこの乗った皿を手に取り、ゴミ箱の前まで歩いていくと、そのまま皿を傾けて一皿まるごと中へ捨ててしまった。

圭吾は呆然とする。「何してるんだ?」

紀弥は淡々とした口調で言った。「さっき取るとき、取り箸を使ってなかったから」

圭吾は自分の箸を見て、それから中央に置かれている取り箸を見た。「それだけ?

でも俺の箸だってまだ使ってない。きれいなままだろ」

紀弥は言う。「でも僕、潔癖なんだ。この皿はもう汚れた」

圭吾は眉をひそめた。「……紀弥、お前何言ってんだ?

だから言っただろ。この箸は使ってないって。それに、今までお前が潔癖だなんて聞いたことないぞ?」

「ついさっきなったんだよ」紀弥は言った。「さっき君が言ってたこと、なかなか筋が通ってたから。

どんなに美味しい料理でも、他人に触られたときに抵抗しなかったなら、その時点でもう僕のものじゃない」

「……」言葉に詰まった圭吾は、ふと何かに思い当たったように、はっとして固まった。

その様子を見
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