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第6話

Auteur: 年々
その日の夕食後、遥は自分の部屋に戻って休もうとしていた。

だが、玄関から物音が聞こえた。

里帆が類の腕にしなだれかかるようにして入ってきた。

後ろにはスーツケースを持った使用人たちが続いている。

類は使用人に客間に荷物を運ばせながら、遥の方を見た。

「里帆は帰国したばかりで、まだ部屋を借りられていない。だからしばらく家に泊まってもらうことにした」

里帆が眉をひそめる。

「ほんの数日だけよ。片平奥様、気にしないでね?」

遥は表情を変えずに言った。

「何日でも構わないわ」

どうせ三日後には自分が出ていくのだから。

類は意外そうに訊いた。

「怒らないのか?」

遥は首を横に振る。

「どうせ私も出ていくし」

類は一瞬言葉を失った。

「どういう意味だ?」

遥は手を振った。

「冗談よ」

類は彼女の様子がどこかおかしいと感じ、さらに問いただそうとした。

だが、里帆が先に口を開いた。

「類、桜を遊園地に連れて行くって言ってたじゃない」

その動作も言い方も、まるで自分がこの家の女主人であるかのようだった。

類は完全にその魅力に囚われたように言った。

「そうだな。今すぐ桜を迎えに行こう」

そう言って遥の方を見上げたが、何も言わずにそのまま黙っていた。

遥は気の利く妻のように微笑んで言った。

「行ってらっしゃい。桜の帰宅祝いだと思えばいいわ」

里帆が再び類の腕に腕を絡め、「そうだよ。家族三人の感じで」と満足げに言う。

遥はその得意げな表情に気づきながらも、にっこりと礼儀正しく笑い、背を向けてその場を離れた。

夕食を終えた頃には、外はすっかり暗くなっていた。

遥が眠りにつこうとしていた矢先、外から声が聞こえた。

里帆の甘えるような声だった。

「類、今夜は一緒に寝てくれない?」

類の声は優しいが、拒絶の意志ははっきりしていた。

「里帆、遥は法律上の妻なんだ。そんなことは道義に反する」

「結婚届に書いた名前は私よ。あの人の方が偽物。だから類が私と寝るのは当然のことよ」

遥は指をわずかに握り、息を殺して耳を澄ませた。

しばらくの沈黙の後、類が溜息まじりに言った。

「君は桜の母親だ。悪いようにはしない、それだけだ」

里帆がすすり泣きながら言った。

「じゃあお願い、私がここにいる間は、あの人には触れないで」

類は小さく「ああ」とだけ答えた。

まもなく、隣の部屋のドアが開く音がした。

遥はゆっくりと目を開け、無言で笑った。

三人、三つの部屋、それぞれが別の思惑を抱えていた。

翌朝、遥が階下に降りると、類と里帆はすでに朝食を取っていた。

「あなたがぐっすり眠っていたから、類には起こさないように言ったの」

里帆のその言葉には明らかな皮肉が含まれていた。

まるでこの家の主は彼女で、遥はただの客であるかのように。

類はそれを否定しなかった。

遥は無視して席に着いた。

里帆が立ち上がって、味噌汁を一杯持ってきて差し出した。

「私が作ったの。ちょっと味見してみて」

遥は一目で碗の底に沈んでいる栗を見つけた。

彼女は幼い頃から栗にアレルギーがあり、ほんの一口でも命に関わる可能性がある。

遥は碗を押し返した。

「ごめんなさい、私、栗は食べられないの」

里帆はすぐに悲しげな表情を作り、涙を浮かべて類を見た。

「やっぱり私は出ていくべきよ。たとえ路上で寝ることになっても、ここで嫌われるよりマシだわ」

そう言って立ち上がり、荷物をまとめに行こうとする。

類は慌てて彼女を引き止め、優しくなだめた。

そして遥を責めるように振り返る。

「遥、早く飲んでくれよ。里帆は朝早くから作ってくれたんだ」

遥は信じられないという目で彼を見た。

「私が栗にアレルギーがあるって知ってるくせに、彼女の苦労に配慮しろって?私の命を危険に晒してまで?」

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Commentaires (2)
goodnovel comment avatar
亜矢
誰がだいじなのだろう‥と思ってしまう
goodnovel comment avatar
おがわタエ
まだまだ続きが気になります
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