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#3

مؤلف: 七賀ごふん
last update تاريخ النشر: 2026-09-15 08:27:16

時晴さんは俺と月仁を交互に見て告げた。

「そ、そうですね……!」

多分、彼が言ってるのは青春っぽい活動のことだろうけど。

俺は返事してる間もずっと、隣にいる月仁のことを考えてる。……なんて知ったら、彼らはどう思うだろう。

普通にやばい奴認定だよな……。顔に出さないようにしないと。

努めて真顔を保ち、熱々のピザを頬張る。月仁を盗み見するとやれやれみたいな顔をしていたので、いつも言われてるのかな、なんて思った。

今しか言えないことか……。

その後も三人で昔のことを話したり、近況報告もしたりして盛り上がった。

時晴さんは本当に優しくて、また家に遊びに来てと言ってくれた。

「もう真っ暗だから、送って行こうか」

「大丈夫ですよ! 俺の家、ここから近いので」

マンションの外で時晴さんが心配そうにしていたから、笑顔でお辞儀した。すると今度は月仁が俺の隣に移動し、歩き出した。

「駅まで送ってから帰る」

「そうか。悪い、頼んだぞ。深白君、またね」

「は、はい。夜ご飯ご馳走様でした!」

月仁の歩くペースが速いから、別れの挨拶は声を張り上げた。

暗い住宅街で、月の光が道を照らしてくれる。

俺はぼんやり目の
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  • 恋人はあまえた(元)優等生   #4

    月仁の笑顔は眩し過ぎて、時々目を覆いたくなる。超強力な光のシャワー。加えて真顔で甘い台詞を言うもんだから、こっちも感覚が麻痺してきた。「じゃ、じゃあ……今日も一緒にいる」「ああ。てか、嫌がっても俺が居座るけど」月仁は不思議そうに肩を竦める。俺にとって「ずっと」、っていうのは相当なバカップルだと思うんだけど、彼にとっては違うらしい。「俺は月仁といるだけで幸せだし……幸せ過ぎて罰があたるんじゃないか、って思うんだ」「相変わらず殊勝だな。せっかく脱優等生したんだから、中身ももっとはっちゃけろよ」はっちゃける……。彼の言葉に少し考えて、確かにそれもそうか、と頷いた。優等生を演じていたときと同様、中身も見た目に合わせていくべきだ。ただ、俺はまだ怖がってる。本当の自分を見せて、周りに失望されることに。他人の評価を気にしてることが分かったのか、月仁は俺の前に屈み、小さな声で囁いた。「ちなみに俺は、取り繕ってないお前を好きになったんだからな」「あ……」そういえば……物心ついた時から一緒にいたから、月仁は俺の全部を知ってる。弱いところも恥ずかしいところも、分かった上で俺のことを好きになってくれたんだ。そう思ったら、やっぱり有り難いし……嬉しくてたまらない。素の自分を受け入れてくれた彼は、唯一にして最大の誇り。そして、愛しい存在だ。「月仁! ……好きだ!」「唐突な告白だな。でも、ありがとう」一応周りに人がいないことを確認した上で、彼に好きをぶつけた。恥ずかしいし怖いけど、尋常じゃなく心が躍る。胸の辺りが温かくなる。好きな人に想いを伝えるって、こんなにも大事なことだったんだな。─────川音君と貴島君って、もう学校公認のカップルだよね。「って女子達に言われてるぞ。もう隠しても意味ないから、堂々とイチャつけば?」「いやいや……」昼休み。月仁と中庭のベンチで昼ご飯を食べてると、都波がニヤニヤしながらやってきた。俺はできれば卒業まで目立たず、大人しく過ごしたい。月仁とは一緒にいたいけど、俺らのことで周りが盛り上がるのは避けたかった。ところが月仁は違うようで。「それはいいかもな。周りに気を遣わずに、深白を可愛がれるってことだし」「つ……月仁君? 何言ってるのかな?」彼は表情こそ変えないものの、腑に落ちた様子で腕を組んだ。目立つのが

  • 恋人はあまえた(元)優等生   #3

    「あれって貴島君?」「誰抱えてんのかな?」「えっ……川音君じゃん!」やっっっばい。それはもう、史上最高に。この学校の伝説になりそうなほど、今の俺は注目されている。体育館に繋がる外廊下を歩いて、校舎に移動する。月仁は俺を抱え、平然と真ん中を歩いた。放課後なのは不幸中の幸いだけど……誇張ではなく、俺も月仁も学校では知られた存在。だから俺達を見つけた生徒は、皆興味津々で寄ってきた。「お。貴島、川音のこと捕獲できた?」現れるやいなや、都波も呆れた様子で腕を組んだ。隣にはクラスの女子達もいる。「できたみたいだな。でも今度は展開進み過ぎな気が」「まあまあ、都波君。無事くっついて良かったじゃん」「最近の二人、ほんと見ててムズムズしてたから良かった〜。スッキリした!」えっっ。どう反応するのが正解だろう。男が男を抱っこして現れたんだから、気持ち悪がるのが自然だろうに。彼らは落ち着き払い、むしろホッとしている。……っていうか、俺と月仁がひっついてんのが当然みたいな空気だ。よく分からないけど、とにかく誤魔化さないと。「いやいや……! 俺、外で転んで足挫いちゃってさ。立てなくて困ってたら月仁が運んでくれたん」「抱っこしようか。って俺が訊いたら、してくれって言ったんだよ」何て!!?フリーズした。聞き間違いかと思って見上げたけど、月仁は「な?」と笑顔で覗いていた。いやいや。な? じゃない!「えーっ! 川音君、貴島君に甘えてたの?」「わ〜! かわいい〜!」「ち、違うよ!」あらぬ誤解を受け、慌てて手を振る。しかし彼女達の熱は高まる一方で、全く落ち着く気配がない。あぁ、もう!「月仁、下ろせっ」「ん? ……今は大人しくしといた方がいいと思うけど」月仁はなにか言いつつも屈み、俺を下に下ろした。散々恥ずかしい姿を見られてしまったが、これでよし。自分の席に足早に向かい、鞄を取りに行った。すると都波が不思議そうに首を傾げて。「川音、足挫いてないじゃん」「あれ。じゃホントに貴島君に甘えてたんだ!」「ほあっ! ちっ違……っ!!」しまった。ここから逃げ出したい一心で墓穴を掘った。これじゃ何を言っても苦し紛れの言い訳に聞こえてしまう。月仁は別次元を見てるけど、絶対笑いを堪えてるし。く……っ。「もっもう帰る!! また明日!」「バイバーイ、川音君

  • 恋人はあまえた(元)優等生   #2

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  • 恋人はあまえた(元)優等生   #1

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  • 恋人はあまえた(元)優等生   #5

    「そうなの?」「そう。つうかそろそろ自分が可愛いこと自覚しろ」か……っ!?不意討ちの台詞に顔が熱くなる。「可愛くはない! 強いて言うならかっこいい、だ」「じゃあそういうことにしとくか。とにかく、今のお前はただ立ってるだけで狙われやすい。かわ……かっこいいから」何か言い直された気がするけど。月仁は変わらず、真剣な表情をしていた。「でも今度は絶対、俺が守る。だから俺の傍から離れな」「自分のことは自分で守る! もうガキじゃないんだから、大丈夫だよ」だけど、どうしても我慢できずに月仁の言葉を遮ってしまった。俺は自分どころか、月仁のことを守りたいんだ。なのに彼に守られるなんてこと、あってはいけない。使命感のようなものに支配されて言い放ったけど、月仁の表情も険しくなる。さっきより確実に強い語調で返してきた。「お前の気持ちは尊重する。でも今は意地張ってるようにしか見えない。……いや、初めからずっと……お前は何かを怖がってる」「……!」月仁の鋭い眼差しを受け、言葉を失った。きっと、図星だからだ。そして、それを否定する言い訳すら浮かばない自分に落胆している。月仁はどんな時も俺の本心を見抜いている。それに気付いたらいたたまれなくて、息が苦しくなった。「怖がらなくて大丈夫だ。もう離れることなんてない。ずっと傍にいるから」そっと指が伸び、俺の前髪を撫でた。でも俺は臆病で、それすらビクッとしてしまった。月仁の驚いた顔が見えた時……彼を傷つけてしまったんだと分かり、さらに頭が真っ白になった。「ごめん……!」「おい、深白!」考えるより先に、足が動いていた。廊下へ出て走り去る深白を追いかける為、月仁も扉へ向かう。そこには都波が佇み、腕を組んでいた。「取り込み中ごめん。貴島って、意外と熱いんだな」「……」月仁は足を止め、一旦呼吸を整える。彼の言うとおり過去最高頭に血が上っていたが、努めて冷静に答えた。「別に。親友だから」「親友? 嘘だろ?」都波は目を丸くし、今度は前に身を乗り出した。しかしそれは彼だけでなく、教室にいた数人も同じ反応で。「嘘じゃないよ。……でも色々熱くなってたから白状する。親友っていうか、深白とは幼馴染」「幼馴染? 嘘だろ?」都波含め、全員が先ほどと全く同じリアクションをした。隠していたことは申し訳ないけど、やや

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