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第8話 神級魔導士と悪魔祓い

Penulis: アイさん
last update Tanggal publikasi: 2025-12-18 22:16:36

南地区

黒いヒビ割れの悪魔が言った通り、この地区にも悪魔がいた。

その中でも黒いスーツを着たスマートな体型の悪魔は騎士団の攻撃を喰らっても倒れることはなく、街を容赦なく破壊していく。

「くそっ!もっと魔砲弾を撃てー!」

「だめです!もう弾が残り少ない!」

「くそっ!こんな時に12騎士長の1から9長は他の国に出張とは…エバルフとカレンはまだ戻ってこないのか!?」

「それが…未だに連絡が取れません!」

「くそっ!仕方がない!俺がやってやる!」

先陣を切って前に出たのはエバルフとカレンと同じ称号を持つ男。

11騎士長(イレブン・ナイツ)

サージス・デルモンテ

見た目は黒髪に白髪が生えかかった40手前の男だが体力が自慢の筋肉質な男だ。

「11騎士長!1人で大丈夫でしょうか!?」

「お前らが出てきたら邪魔だ!砲撃手以外の騎士は周りの雑魚共をやれ!俺はあの黒スーツの悪魔をやる!」

サージスは他の騎士達に指示を与え、自分は黒スーツの悪魔の悪魔の方へと行った。

「1人でいいとは随分余裕だな。」

「ふんっ!俺は何年も騎士団やってきた男だ!お前みたいな貧弱な悪魔一捻りにしてくれるわ!」

サージスは手から自分の武器である1m?程ある巨大なサーベルを出した。

「まあいい。俺はこの国を潰す事が目的だが暇つぶしついでにお前と遊んでやるよ。」

「遊んでられる余裕があればなっ!」

サージスはサーベルを縦に振るとその威力で地面が割れた。

悪魔はそれをジャンプでかわし、空中に浮いた状態でその威力を見た。

「なるほど、身体能力を上げる魔法か。確かに人間にしては筋力だけはある様だな。」

悪魔は浮いた状態から一気に急降下し、サージスの胸に向かって鋭い槍状の魔力の塊を投げつけた。

「筋力だけと思うな悪魔め!」

そう言ってサージスは地面を蹴ると、その勢いで空を飛び上がった。

飛んでる最中に魔力の槍をサーベルではじいて避け、そのままの勢いで悪魔を斬りつけようとする。

しかし、黒スーツの男は浮いた状態で体を回旋させながらサーベルをかわす。

「ちっ!すばしっこい悪魔め!」

避けられたのが悔しいのかサージスは舌打ちをすると魔法でフワフワと落ちて地面に戻る。

「なるほど。とんでもない筋肉だな、地面を蹴るだけで空を飛べるとは。しかもそれとは別に魔法で体を軽くしてるんだな。」

「そうだ!だが、俺の実力はまだまだこんなもんじゃねえよ!」

「いや、君の実力は今見て大体わかった。単刀直入に言おう。今から俺と戦えばお前は5分位で死ぬだろう。」

「なっ…何だとっ…!?」

その瞬間、サージスが気付いた時には後ろにある建物の方まで飛ばされていた。

「ゲホッ…ゲホッ…いったい、何が起こった…全く見えなかったぞ…。」

一瞬でサージスが建物に飛ばされたのは悪魔が一瞬で空中から急降下し、サージスの腹を目に見えない速さで蹴り飛ばしたからである。

「この程度で見えなかったのか?まだ本気の10%も出してないが。」

「10%…だと?」

サージスは圧倒的な悪魔の力を見て本能的にこう感じた。

こいつはヤバイ、戦ったら確実に殺される。

「まずは手始めに、あなたをこの見通しの悪い建物と一緒に吹っ飛ばしましょうか。」

すると悪魔は手のひらから紫色に輝く魔力の塊を創り、それを徐々に拡大させた。

拡大した塊は直径2mほどの大きさになり、それをサージスにめがけて放出した。

ドカァァァァン!!

その紫色の塊は放出されると共に更に拡大し紫色の衝撃へ変わると、目の前にある建物全てが吹き飛んだ。

サージスも衝撃に巻き込まれてしまい、建物と一緒に吹き飛ばされた。

「ふふ、久しぶりに力を解放した。やはり人間は全力の魔法で殺すのが1番だ。」

そして今度は更に紫色の塊を2、3個創り出した。

「よし、町をぶっ壊そうとするか。」

「させねえよ!」

すると遥か上空から壊したはずの建物の残骸が悪魔に向かって降ってきた。

降ってきた残骸はまるで隕石の様に降ってくるため悪魔はそのまま下敷きになった。

「はぁ、はぁ、恐ろしいやつだ。あの魔力の塊を複数出せるとは。」

遥か上空にいるのはサージスだった。

ザージスの魔法は自分と無機物全てを自由に浮かせることが出来る。

残骸が上空に浮いてたのはこのためだった。

「しかし、あの悪魔がこのままあっさりやられるとは思えねえな。ここでとどめを刺してやる。」

するとザージスは頭を下向け、足を上向けると空中を蹴る様にして地面に向かってに急降下した。

そしてサーベルを地面に向けて突き出すことで槍の様な体制にし、そのまま悪魔に向かった。

その速さはまるでジェット機が急降下する3倍の速さだった。

しかし、その時。

ボカァァァン!!

下敷きになったはずの悪魔が残骸を吹っ飛ばした。

そして落ちてくるサージスのサーベルを素手で掴み、そのまま片手で吹っ飛ばした。

「今のは結構痛かったぞ。なるほど、これは浮遊魔法だな。しかも残骸を浮かすほどの魔力はかなりのものだ。人間にしてはな。」

そう言うと悪魔はさっきまでの雰囲気とは別に、心身を押しつぶすような魔力を放出すると全身が筋肉質な黒い皮膚の化け物に変化した。

「ぐっ!なんだ!その姿は!?それにこの魔力は…」

ボキィッ!

その直後、悪魔の蹴りがサージスの全身の骨を砕く音が聞こえた。

「ぎっ、ぐぁぁぁぁぁあ!!!」

ザージスは二、三秒ほど痛みを感じるのに時間がかかったが痛みを感知すると気が狂ったような悲鳴をあげた。

「まずはお前の12本の肋骨全てを折ってやった。これでお前は自由に動くことができない。」

そして今度は魔力で練り上げた剣を手に持ち、サージスを斬りつけた。

サージスは斬られた所から大量の血が吹き出てきた。

そんなことはお構いなしに悪魔は何度も何度もザージスの体を斬りつける。

「つまらねえな、この人間。もういいや。死ね。」

悪魔は面白くなくなったのか剣を今度は紫色の塊に変えた。

そしてそれを放出すると、サージスは南地区の半分の町と共に消滅した。

町の近くにいた悪魔や騎士達も破壊に巻き込まれたが生き残った者も何人か残っていた。

「おのれ…よくもザージスさんを!」

騎士達はサージスを殺した悪魔を睨みつけた。

しかし、悪魔はそれに動じることなく逆に笑いながら。

「フッ!何を怒ってる?人間はいつか死ぬんだ。俺はそれの後押しをしてやっただけだ。」

「後押し…だと?」

「そうだ!…ほらほら、俺の相手してたらお前らも後押しされる羽目になるぞ?」

騎士達の所には更に何十体もの悪魔が爪を伸ばしながら騎士達を襲おうとしていた。

悪魔は人間の心臓を食べる事で魔力が跳ね上がり、人間の負の感情で心が癒される。

殺す側の悪魔は人間に対しての感情はただの娯楽。

そして一方的な食事だった。

悪魔の何体かは人の心臓を食べて魔力が上がっているため、騎士達は苦戦していた。

そして1人2人と殺され、心臓を食われるものも出てきた。

「フフフッ。もう全滅も近いな。そろそろ俺もこの国を終わらせるとするか。」

そして悪魔は手のひらに紫色の塊を創ろうとした。

しかし、その時だった。

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