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第9話

مؤلف: ほねちゃん
こうして麻美は荷物を手に、空港へ向かった。

飛行機が雲を突き抜けた瞬間、彼女の気分はまるで生まれ変わったように清々しかった。

深津市に着いたとき、麻美はもう慎也の陰に隠れるだけの存在ではなく、スタートアップデザイン事務所の共同経営者として新たな一歩を踏み出していた。

その3時間前。盛沢市の病院で莉子の病室にいた慎也は、突然胸を押さえた。強烈な痛みに眉をひそめた彼はまるで、体の一部を無理やり剥ぎ取られるような感覚に襲われた。

「麻美……」

無意識にその名を呼ぶと、言いようのない胸騒ぎがした。

彼の声は小さかったが、莉子には聞こえていたようだ。彼女は目を潤ませ、か細い声で訴えた。「慎也、麻美さんのことが気になるなら、もう行っていいよ。私なんて、いなくなったって誰も悲しまないんだから」

莉子の言葉に慌てた慎也は、彼女を抱き寄せた。「そんなこと言うな。俺がついているんだ。絶対に何かあったりさせないから」

「じゃあ、今夜はそばにいて」

莉子の甘えた声を聞きながら、彼女の指先で服の裾をなぞられ、慎也は理性を乱された。しかし、心の奥で鳴り続ける警告が、一刻も早くここを離れるべきだと
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