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第75話

Penulis: ラクオン
またこれだ。

言い返せなくなると、すぐに口を塞ごうとする。

宏は私の顎を掴み、乱暴で容赦ないキスを落としてきた。

その手は腰に回され、強く揉まれるたびに、体がびくっと震える。

わかってる。このまま彼の好きにさせてたら、部屋を出る頃には、人前に出られる格好じゃなくなってる。

でも、どうにもできなかった。

この点に関して、彼はいつだって強引で、支配的だった。

男と女の体力差なんて、話にならないくらい圧倒的だ。

抵抗したって勝てない。

私は江川宏が押せば引く、引けば押すタイプだって、よくわかってる。

だから、首を仰いで、小さく息をつきながら、低い声で懇願した。

「宏……やめて……こんなことされたら、外に出られない……」

「外って、誰に会うつもり?山田時雄か?」

キスの合間に囁くその声は、濡れたように低く、ぞくりとするほど艶があった。

こんな時に逆らったって、火に油を注ぐだけだ。

私は彼のキスを受け入れながら、合間を縫って必死に説明する。

「ち、違う……本当に何もないの……ただ、MSのデザインコンテストの関係で……うっ……」

「……じゃあ、利用してるってこと?
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