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第326話

Author: 結奈々
夜中の十二時過ぎ。

柚香は空腹で目を覚ました。

隣に誰もいないベッドを見ても特に気にせず、靴を履いてそのまま階下へ食べ物を探しに行く。

階段を降りたところで、食卓の前で待っていた遥真の姿が目に入った。食卓には、湯気の立つ料理がいくつも並んでいる。

「こっち来て、食べて」遥真は椅子を引いてやり、まるで彼女がこの時間にお腹を空かせて起きてくるとわかっていたかのように言った。「君の基準で用意してある。太らないようにしてる」

柚香は彼を一度見ただけで何も言わず、視線を色も香りも良さそうな料理に落とした。

遥真は彼女を座らせ、いくつか料理を取り分けてから箸を手に握らせる。「ほら、食べて」

味は確かにいいのに、柚香はどこか上の空で食べていた。

むしろ前のように冷たいままでいてくれた方がよかった。そうすれば、いろんなことに踏ん切りもつくし、もっと割り切れたのに。

でも今は……

あの話し合いのあとからずっと、まるで結婚していた五年間のように、優しくて、気が利いて、細やかで、そんな彼を見ていると、胸の中がぐちゃぐちゃになる。

「口に合わない?」遥真は、彼女の「食べにくそうな」様子に
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Comments (2)
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haru
いつになったら離婚出来るのやら。。 どんどん状況悪くなってるし
goodnovel comment avatar
ayako
お願い、早く出ていこう。 もうキモすぎる。
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