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4. 「異世界ほのぼの日記2」105

Penulis: 佐行 院
last update Tanggal publikasi: 2025-07-20 09:32:56

-105 言っちゃった・・・。-

 孤児院の子供の一人が昼呑みしているメイスや光に気付き職員のプリーストに状況を大声で報告した、よくある「チクり」だ。

子供「せーんせーい、メイス先生とお姉ちゃんたちがお酒呑んでるー。」

プリースト「えっ?そんな訳・・・、アーク・ビショップ!!子供達の前で昼間から何しているんですか!!」

メイス「良いじゃないの、明太子と明太マヨ胡瓜があるんだから呑まない訳には行かないじゃない。」

プリースト「光さんも好美さんまで・・・、仕方ないな。」

 ほぼ諦めムードのプリーストは子供達の世話役に戻った、デルアと守が交互に麺を入れているので黄色と白の2種類で飽きが来ない様になっていた。

 気を利かせたデルアが「暴徒の鱗」門外不出の醬油ダレを使ったつけ麺のつゆも持って来ていたから味変に困らない、ただ好美やイャンダにバレたらまずいのではなかろうか。

子供「おじさーん、これ冷え冷えで美味しいね。」

デルア「おじ・・・、まぁいいか。気に入ったか?」

 実年齢287歳(人間で言う28歳)の副店長にはまだ「おじさん」には抵抗があるらしい、顔をヒクヒクさせながらも子供が相手なので許
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  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   7. 「異世界ほのぼの日記3」360

    -360 早くしろ!!- 「秘密部屋」で1人黙々と片付けの作業を続けるイャンダの下にやっとこさでベルディが戻って来た、ただため息をつきたくもなる位に俺の予想通りだったが兄の右手では割れ煎餅が数欠片程握られていた。きっと口が寂しくならない様に貪りながらやって来たのだろう、別に「食うな」とは言わないがちゃんと後で掃除はしておけよ・・・?ベルディ「イャン、俺に何か聞きたい事でもあったんじゃないのか?(ボリボリ)」イャンダ「確かにそう言ったよ、だから戻って来て貰ったのは良いんだけどまだ食うつもりなのか?下に色々な物がぽろぽろと落ちているんだが今日からここは俺の部屋になるんだから掃除する方の身にもなってくれよ?」ベルディ「分かってるさ、それにしてもこれ美味いな・・・。(ボリボリボリボリ)」イャンダ「あのな・・・、さっき床を綺麗にしたばかりなんだぞ?後でちゃんと掃除してくれるんだよな・・・?」ベルディ「こんなに美味い煎餅が食えるなら掃除なんかいくらでもしてやるよ、ただちょっと待ってくれるか?(ボリボリ)」 この期に及んで何を待てと言うのだろうか、まさか・・・。ベルディ「やっぱり美味い煎餅は温かなお茶と一緒に食わないとな・・・。(ボリボリ)」イャンダ「待てよ、また戻るつもりか?まだ聞きたい事を聞けていないんだが・・・。」 このままでは「煎餅とお茶を求めたベルディが「秘密部屋」と台所を往復する」という事象がまるでスパイラルの様に何度も何度も発生しそうで怖い、俺的には兄がこの場にいる内に話を進めるべきだと思うのだが・・・。イャンダ「仕方ねぇな・・・、ちょっとだけで良いならここにもあるから話を聞いてくれ。」 深いため息をついた弟は『アイテムボックス』から例の割れ煎餅を取り出した、実は昨日3時のおやつとして食べていた物がまだ残っていたので本当は1人陰で楽しもうと思っていた様だが致し方なく兄と食べる事に。ベルディ「(ボリボリボリボリ)・・・。」イャンダ「(ボリボリボリボリ)・・・。」 それから数分の間煎餅を齧る音を除いて何故か静寂が部屋を包んでいた(何処かで見た様な件みたいだが気の所為か)、それからまたまた数分が経過した頃・・・。ベルディ「(ボリボリボリボリ)・・・。」イャンダ「(ボリボリボリボリ)・・・。」 いやまだ食ってたんかい!!いい加減話を進め

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    -359 食い物の誘惑と恨み- 引越しの作業を行う中でイャンダにはどうしても聞いておきたい事があった、これから生活するこの旅館(実家)の館内に新設されたお店という事は主人である兄・ベルディがオーナーという事になる(という事は分からない事があれば兄に尋ねれば良いはずだ)。イャンダ(念話)「兄貴・・・、全然帰って来ないけど何処にいるんだ?」 因みに兄は未だに女性達とお茶を楽しんでいる、正直言って今弟に所在地を伝えるのは俺的には良くないと思ってしまうのだが(3人が話している話題が話題なだけに)。ベルディ(念話)「悪い悪い、妻が淹れたお茶が美味かったもんでつい時間を忘れてしまっていたんだよ。(ボリボリ)」イャンダ(念話)「まぁどちらかと言うと俺は手伝って貰っている方の立場だし、気持ちは分からんでも無いから何も言えないけどさ。」ベルディ(念話)「「手伝わない」とは言っていないだろ、すぐ戻るからちょっと待っててくれ。(ボリボリ)」 仕事上での異動と言っても恋人と引っ越して来たのはイャンダの方だ、決して我儘を言える立場では無い。どちらかと言うと2人の為にわざわざ部屋を空けておいてくれた兄に感謝しなくてはならないのではないだろうか、ただ『念話』で話しているはずなのに何処か違和感がある様な無い様な。イャンダ(念話)「兄貴・・・、気の所為なら良いんだけどさっきから「ボリボリ」って音が聞こえるんだが・・・?」ベルディ(念話)「聞こえてたか?すまんすまん、実はピューちゃんが持って来てくれたお徳用の割れ煎餅が美味くて止まらなくてさ。」 まだ食ってたのか・・・、どんだけたっぷり入ってんだよ。いやそれは良いんだ、何故か弟の様子がおかしいんだが?イャンダ(念話)「まさか・・・。」ベルディ(念話)「お、おい・・・。どうかしたのか?(ボリボリ)」 『念話』でも伝わる位に体を小刻みに震わせるイャンダ、それから数分の間無言の空間が続いていたという(煎餅を食う音を除いて)。ベルディ(念話)「おーい、大丈夫か?(ボリボリ)」イャンダ(念話)「兄貴、それって色んな味の割れた煎餅が大きな袋にたっぷり入っているやつの事か?」ベルディ(念話)「良く知っているな、美味しいからついつい手が出ちゃうんだよな。こんなの初めてだ、ピューちゃんって買い物上手なんだ・・・。(ボリボリ)」イャンダ

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    -358 汚点とイメージ- その場にいない本人そっちのけで台所が「汚点」により盛り上がる中で「秘密部屋」にてイャンダは1人黙々と作業を進めていた、と言うかあんたってどんだけ汚点があるんだよ。イャンダ「好きで増やした訳じゃねぇんだ、掘り返さないでくれよ。誰にだって苦手な物事位あるだろうが。」 確かにあんたの言い分は分かるよ?じゃあ何で学祭の時にゴスロリ衣装を断らなかったんだ・・・、って待てよ・・・?イャンダ「何だよ、思い当たる節でもあるってのか?」 何となく覚えていただけだったから記憶があやふやだったんだが、そう言えばあんたって「SM好き」じゃ無かったか?まさかと思うがその頃から目覚めてたとか?イャンダ「違ぇわ、あの時はあんまり女子と話す事が無かったから上手く断れなかったんだよ。あんただって分かるだろ、女子を相手にしていると急に上手く話せなくなっちまう気持ちがよ。」 まぁな・・・、よく考えてみたら学生の時って女子にちょっとだけ話しかけられただけで心臓がおかしくなっちまう事なんてよくあったな。でもよ、俺の場合だがイャンダみたく学祭を境に人気者になった訳じゃ無かったから羨ましくて仕方がねぇわ。イャンダ「馬鹿言え、偶々だよ。あれから何カ月「ゴスロリ」ってあだ名で呼ばれたか、本当にあれは俺にとって最大の汚点だったよ。」 分かった分かった、本当に可哀想になって来たからこれ以上はいじらない事にしておくわ(俺はね)。 それで、突然声をかけた俺が聞いても良いか分からないが荷物は片付いたのか?イャンダ「粗方片付いた様な気がするな、続きはちょっと一服してからにしようかな。」 温かいお茶で一服しようと台所へと向かうイャンダ、このままでは本人がこの家(居住部分)でも笑いものとして扱われてしまう(まぁ俺の知った事ではないのだが)。イャンダ「そう言えば・・・、ピューちゃんは進んでいるかな・・・。」 イャンダは恋人の様子を伺った後、ついでに何か手伝える事があるかどうか尋ねようとピューアの新たな部屋へと向かった。その時も恋人(ニクシー)は台所でイャンダの「思い出(汚点)」の写真を見て爆笑していたので勿論部屋には誰もいなかった、一先ず個人的に騒ぎが起こるのは正直勘弁してほしいのでそっとしておこうか。イャンダ「いねぇな・・・、まぁどうせ後で会うだろうから良いか。」 そう

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    -357 明かされる(カミングアウト)- 静まり返った「秘密部屋」でピューアが箱を開けた音に気付いたイャンダは急いで階段を駆け上がった、しかし生地の擦れる音とニクシーの鼻歌を聞いて「ある2つの重要事項」を思い出して出入口の数段手前で立ち止まった。イャンダ(小声)「おっと・・・、やべぇ・・・。」 まずは「この出入口を出た場所が浴室の脱衣所だという事」だ、付き合いだして間もなく手もつないだ事が無い自分がピューアの着替え(下手すれば裸の姿)を見て良い訳が無い。しかし女性と言えど相手は上級人魚であるニクシー、水着姿(若しくは裸の姿)なんて見られ慣れているのではと一瞬考えてしまったが・・・。イャンダ(小声)「んな訳ねぇだろ、人間として駄目だよ!!」 もう1つは「兄弟だけが知る秘密部屋の存在がバレてしまう事」である、嫌らしい物を隠しているなどと言ったやましい理由などないから一瞬「大丈夫か?」と自問自答したがよく考えれば恋人や義理の姉からの信頼を失う上に覗きの疑いをかけられてしまう。 未だに今いる出入口から数段降りた場所から動けないでいるイャンダが息を潜めていると脱衣所から別の女性の声がして来た、義理の姉であるエルフ・ネイアだ。ネイア「あらピューちゃん、似合うじゃない。それどうしたの?」 完全に女将の持ち物と思っていたニクシー。ピューア「え?!これって女将さんの服じゃ無かったんですか?!」ネイア「私が?そう言った服は持っていないどころか着た事も無いよ。」 ピューアが女将の返答に焦りの表情を見せる中で女将の「似合っている」という言葉を聞いて恋人がしっかりと服を着ている事を信じたイャンダは恐る恐る脱衣所を覗き込んでみた、本人が捨てようとした服を着たニクシーは想像以上に似合っていた様でイャンダは胸を撫で下ろした。イャンダ(小声)「ああ・・・、良かった・・・。」 そんなに不安になっていたなら覗き込まなきゃ良かったのにと傍らから見ているだけの俺が思う中、ネイアはゴスロリ衣装を着たままのピューアを連れて台所へと帰って行った。ネイア「折角のお茶が冷めちゃったかもね、温め直さなきゃ。」ピューア「すみません、私が遅くなった所為で。」ネイア「良いのよ、可愛い服を見かけたらつい着てみたくなっちゃう気持ちは私にも分かるもの。」 何の問題も無く女性達がその場から遠ざかっ

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    -356 嬉しい気遣い、余計な気遣い- 急須の中で開いた茶葉により台所全体にお茶の優しい香りが広がる中、女将・ネイア(エルフ)は弟の連れて来た恋人・ピューア(ニクシー)による自分への心遣いが嬉しかった様だ。ネイア「お花畑ならここ出て左にあるはずだよ、今はラベンダーが綺麗に咲いていたはずさ。因みに廊下はぐるりと回れるから別の方向に行ってもここに戻って来れるからね。」 互いに種族は違えどそこは女性同士、「気遣い」には「気遣い」で答えるのもまた一興なのかも知れない。因みにお手洗いにはラベンダーの香りがする芳香剤を置いているのでそれを目印にしてくれればという気持ちが込められているとの事。 そんな中、イャンダが自らの「汚点」の原因と言える品の入ったダンボール箱を隠し扉の前へと置いて再び階段を降りていくと部屋の中でベルディがあからさまに落ち込んでいた。イャンダ「兄貴、勘弁してくれよ。今でも思い出すだけで熱が出そうな気分なのに。」 弟の言い分も分からなくもない、本人は着たくて着た訳では無くて言ってしまえば「被害者」に当たるのだ。ただよく見れば気になる点が1つ、気の所為だと良いのだが・・・。イャンダ「おい兄貴、手に持っているそれは何だ。」 兄弟だけが知る「秘密部屋」で小刻みに体を震わせる兄が両手で大切そうに握りしめている物を見て弟は頭を抱えていた、ベルディの両手には『アイテムボックス』から取り出したと思われるデジタルカメラが。ベルディ「イャン、捨てる前にもう1度着てみる気は本当に無いのか?」 涙ながらに訴えて来る兄、その表情からこの質問は冗談交じりでは無い事が伺える。イャンダ「あのな・・・、こんなおっさんのゴスロリ姿なんて誰が見たいと思うんだよ!!想像するだけで吐き気がするくらいに気持ちが悪いわ!!」ベルディ「いやいや、世界は決して狭くは無いから分からんぞ?もしかしたらこう言った趣味を持っているお客さんだって来るかもしれないじゃないか、今が「多様化の時代」であるという事を分かっているかね。」 あの・・・、話の腰を折る様で悪いんだけど高速道路で3国全てが結ばれている状態なんだから十分狭いと思うんだけどな。それに今の今まで女装趣味を持ったお客さんがこの旅館に宿泊した事があったのかい?ベルディ「確かに見た事は無いけどこれからは十分あり得るかも知れないだろ?」

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    -355 危機迫る- 懐かしい思い出に浸り顔をニヤつかせる兄により強めのため息をついた弟は『アイテムボックス』から引っ越し用に使っていたガムテープを取り出して引っ張り出したダンボール箱を封する用に使用した、そして辺りを見廻して新聞の折り込みチラシを数枚程見かけたのでその内の1枚に大きく「封印」と書くと勢いよくその箱に貼り付けた。イャンダ「これでよし・・・、と・・・。」 一安心するイャンダの隣で落ち込んだ表情をするベルディ、大切に保管していた物を一瞬にしてゴミに変えられてしまった事がよっぽどショックだったと見受けられる。ベルディ「折角取っておいたのに・・・、そうやって捨てる前に1度着てみれば良かったんじゃ無いのか?」イャンダ「あのな・・・、兄貴は俺の「汚点」を増やすつもりなのか?!勘弁してくれよ!!」 誰にだって忘れたくても脳内にへばりついてなかなか離れない記憶はあるものだ、イャンダにとって魔学校時代の学祭がそれだった様で・・・。イャンダ「一先ずこれは明日が「燃えるゴミの日」だから朝一番に出すからな、全く・・・。」 捨てるのを忘れない様にする為、封じたダンボールを抱えて先程降りて来た階段を昇るイャンダ。入り口となっている隠し扉の横にダンボール箱を置いた後、階段を再び降りて行った。ただ、重要な事を忘れている事を知らずに。 封印したダンボール箱を隠し扉の前に置いて階段を降りたイャンダが一安心した表情を見せた一方で、新たな部屋に持って来た荷物の大半を降ろしたピューアをネイアが気遣っていた。ネイア「ピューちゃん、ここ2階だから荷物運ぶの大変だったでしょ。」ピューア「大丈夫ですよ、好美の店で荷物運びをしていた事が多々あるので慣れているんです。」 店で使用する為に仕入れた食材の搬入をちょこちょこ手伝っていたピューアにとって引っ越し作業など朝飯前だった様だ、俺が思ったよりは腕力が備わっているらしい。ネイア「でも結構汗をかいただろう、バルファイ王国は他の国よりも気温が高いからね。」 国の大半を砂漠とビル街が占めているからか、やはり日中の気温が高いのも事実。これは店で提供するメニューを色々と思案しなおす必要があるのかも知れない、まぁ今は引越しの方に集中すべきなんだろうけど。ピューア「そうですね・・・、ちょっと喉が渇いて来たので水分を頂いても宜しいですか?

  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   3. 「異世界ほのぼの日記」120

    -120 神の加護- 珠洲田は顔見せを終えるとすぐに渚の車を見回し始めた。ただ初めて見るにしてはやけに詳しそうに軍手をした両手で所々をいじりながら、そして何処か懐かしそうに見ている。珠洲田「このエボⅢって確か・・・。ここが・・・、うん。やっぱりか。」光「この車をご存知なんですか?」珠洲田「いや実はね、あっちの世界にいた時なんですが三菱の修理工場やチューンアップパーツの店で働いてた事がありましてね。その時色々いじったエボⅢに似ているんですよ。」 光が珠洲田の様子をしばらくの間見ていたら、お茶を飲みに行き戻って来た渚が思い出したかのように話しかけた。渚「あれ?もしかして、あんたスーさ

  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   3. 「異世界ほのぼの日記」119

    -119 渚の新居- その場の雰囲気と場の流れに身を任せ、光は先程答えを聞けなかった質問を渚に再度ぶつけた。まさかこんな奇跡が起こるとは、きっともう一生ないだろう。光「ねぇ、母さん。さっきは上手くスルーされたけどやっぱりウチに住まない?」渚「良いのかい?あんたの家、エボⅢ置けんの?」 流石に愛車をずっと『アイテムボックス』の中に入れておくのはもうウンザリだそうなのだ。学生の頃からずっと憧れていてやっとの思いで買った自慢の愛車、やっぱり太陽の下で眺めていたい。その上別に無制限なので気にしてはいないがかなり容量を使う、そして正直に言うと『アイテムボックス』内で物を探すのに少し邪魔となって

  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   3. 「異世界ほのぼの日記」118

    -118 違和感と事情- 今思えば的な話なのだが、光や渚は転生してからあまり年を取った実感が湧いていない事に気づいた。何となくだが自分達だけ時間が止まっている様な、今会ったばかりの林田警部も久々に会うのに何の変化も感じない。林田「私もこの世界に転生してからしばらくして知ったのですが、どうやら転生者は年を取らなくなっているみたいです。本来なら今頃私も白髪の爺さんですから。」 言われてみれば確かに林田は光とこの世界で初めて出会った時と変わらず黒髪の立派な50代の紳士の姿をずっとキープしている。渚「確かにそうだね、今頃私ゃ腰の曲がった婆さんになっていてもおかしくないもんね。」林田「渚さん

  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   3. 「異世界ほのぼの日記」97

    -97 ご飯のお供③- 光明は抱えていた小さな発泡スチロールを降ろし、ゆっくりとビニールテープを剝がしていった、宅急便の届け票がまだ付いていたままだったので届いたばかりと言うのは嘘ではないのだろう。光明「むふふ・・・、これこれ。」 にやけながら発泡スチロールから小さな箱を取り出す光明、嬉しさは満更ではなさそうだ。光明「今回は誠に勝手ながら2種類ご用意致しました、まずは福岡県博多の辛子明太子です。」 炊き立て熱々の白飯に真っ赤な辛子明太子を乗せ、皆が1口齧る。プチプチとした卵の食感や舌ざわりと赤い唐辛子の辛味がご飯を誘う。光明が持参したもう1種類を知る前にかなりの量の白飯を堪能してし

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