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6. 「あの日の僕ら2」㉑

Author: 佐行 院
last update publish date: 2025-11-15 07:35:23

-㉑ 暴露-

 流石にこれ以上は黙っている訳にも行かないと思った龍太郎はいい機会だと思い真実を美麗に伝える事にした、しかしその為にはある事実を暴露する必要があった。

龍太郎「美麗、ずっと隠しているつもりは無かったんだが父ちゃんと母ちゃんには夫婦以外での関係があるんだ。」

美麗「夫婦以外の関係ってどういう事?」

 そこに偶然居合わせた王麗が口を挟んだ。

王麗「父ちゃんと母ちゃんはここで中華居酒屋をしている裏で警察として動いていて、実は上司と部下の関係でもあるんだよ。父ちゃんは警視総監で、母ちゃんは警視。」

龍太郎「実は今日も暴走車事件の取り調べに行ってたんだ、父ちゃんと母ちゃんが行方を追っているある人物に関係があるって聞いてな。」

 龍太郎は美麗の指紋が付いてはいけないと手袋を渡して犯人から押収した手紙を差し出した、手紙を受け取ると美麗はゆっくりと開いた。

美麗「読んで良いの?」

龍太郎「ああ・・・、ただ機密書類だから静かに読めよ。」

 美麗は開いた手紙をゆっくりと黙読し始めた、手紙にはこうあった。

この手紙を受け取った君へ

 君がずっと金に困っているのは明白だ、この札束が欲しければ駅
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    -360 早くしろ!!- 「秘密部屋」で1人黙々と片付けの作業を続けるイャンダの下にやっとこさでベルディが戻って来た、ただため息をつきたくもなる位に俺の予想通りだったが兄の右手では割れ煎餅が数欠片程握られていた。きっと口が寂しくならない様に貪りながらやって来たのだろう、別に「食うな」とは言わないがちゃんと後で掃除はしておけよ・・・?ベルディ「イャン、俺に何か聞きたい事でもあったんじゃないのか?(ボリボリ)」イャンダ「確かにそう言ったよ、だから戻って来て貰ったのは良いんだけどまだ食うつもりなのか?下に色々な物がぽろぽろと落ちているんだが今日からここは俺の部屋になるんだから掃除する方の身にもなってくれよ?」ベルディ「分かってるさ、それにしてもこれ美味いな・・・。(ボリボリボリボリ)」イャンダ「あのな・・・、さっき床を綺麗にしたばかりなんだぞ?後でちゃんと掃除してくれるんだよな・・・?」ベルディ「こんなに美味い煎餅が食えるなら掃除なんかいくらでもしてやるよ、ただちょっと待ってくれるか?(ボリボリ)」 この期に及んで何を待てと言うのだろうか、まさか・・・。ベルディ「やっぱり美味い煎餅は温かなお茶と一緒に食わないとな・・・。(ボリボリ)」イャンダ「待てよ、また戻るつもりか?まだ聞きたい事を聞けていないんだが・・・。」 このままでは「煎餅とお茶を求めたベルディが「秘密部屋」と台所を往復する」という事象がまるでスパイラルの様に何度も何度も発生しそうで怖い、俺的には兄がこの場にいる内に話を進めるべきだと思うのだが・・・。イャンダ「仕方ねぇな・・・、ちょっとだけで良いならここにもあるから話を聞いてくれ。」 深いため息をついた弟は『アイテムボックス』から例の割れ煎餅を取り出した、実は昨日3時のおやつとして食べていた物がまだ残っていたので本当は1人陰で楽しもうと思っていた様だが致し方なく兄と食べる事に。ベルディ「(ボリボリボリボリ)・・・。」イャンダ「(ボリボリボリボリ)・・・。」 それから数分の間煎餅を齧る音を除いて何故か静寂が部屋を包んでいた(何処かで見た様な件みたいだが気の所為か)、それからまたまた数分が経過した頃・・・。ベルディ「(ボリボリボリボリ)・・・。」イャンダ「(ボリボリボリボリ)・・・。」 いやまだ食ってたんかい!!いい加減話を進め

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    -174 向き不向きと男女- 何故か好美が圧倒的に有利なままゲームは進行していき、遂に5ゲーム目を迎えた。周囲の者達がクスクスと笑っている中で好美は一度でも投げ方を変える事をせずに現状を保っていた、守はただただ悔しくて仕方が無かった。守「どう言う事だよ、今まで俺が連れとして来た事は何だったんだよ・・・。」 どんな人にだって向き不向きと言う物がある、きっとこれは好美にだって言える事だ。好美に向いたプレイの方法を最初に見出した美麗はかなり凄い人物、これが分かった今言える事はただ1つ。そう、守は心の中で美麗に謝るべきだという事である。好美「凄いでしょ、私に勝てるとでも思ったの?」 踏ん反

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    -171 次の予定- 一応俺の心中で予想はしていたのだが2人は次の予定について何も考えていなかった、流石は行き当たりばったりでの旅行と言えるが守には気になっている事があった。守「なぁ好美、折角バルファイ王国に来たんだから王城にでも顔を出してみないか?ほら、「親しき中にも礼儀あり」って言うだろ?」 守は王城に住むと思われるパルライの所に挨拶に行くべきだと思っていた、確かに好美と一緒に「暴徒の鱗」を経営している仲ではあったが3国の王の1人だからだ。好美「行ってもいないと思うよ、城には本人が魔法(片手間)で動かしている鎧しかないもん。」 好美の言う通りだ、パルライ本人は常に店の味を狂わす

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