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6. 「あの日の僕ら2」㉕

Penulis: 佐行 院
last update Tanggal publikasi: 2025-11-15 07:38:52

-㉕ 釈放後の様子-

 次の日の朝から龍太郎と王麗は行方不明とされていた義弘が暮らしていたと噂される山小屋へと向かった、暗い木々の中にひっそりと立つその山小屋は何処からどう見ても廃墟としか思えなかった。

王麗「父ちゃん、気味が悪くてどう見ても人が住んでいたなんて思えないよ。私、何か寒気がしてきたんだけどね。」

龍太郎「敢えてこういった場所を選んだんだろう、でないと行方を眩ませることなんて到底出来ないからな。ほら母ちゃん、見てみな。」

 龍太郎は少し遠くの方向を指さした、よく見てみるとコンビニのおにぎりの食べカスが捨てられている。何故か全部「ツナマヨ」だったのが少し気になったのだが。

王麗「あいつ、魚が好きな奴だったかね。」

龍太郎「ここに釈放されてすぐだったはずからほぼ無一文だったんじゃないか?これがやっと買える物だったんだろう。」

 それにしても不可解な事が一点あった、食べカスと一緒に何故か重箱が放られていたのだ、しかも1つだけではなく何個も。ただその数個もの重箱に共通して言えるのは全てが綺麗だった事だ、米一粒も入っていた形跡が無い。

王麗「おかしくないかい?お握りを買うのがやっと
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    -340 拘りって一体- 新しい副店長(予定)をそっちのけにしながら必死になってマークシートに予想を記入した「暴徒の鱗 ビル下店」オーナー・倉下好美、「別にSGとかでもないただの一般レースだし携帯のアプリで買えば良いんじゃねぇの?」と個人的に思ってしまうのは何となく俺だけであって欲しい。バハラ(当時)「もう・・・、気は済んだかい?息を切らしながらする程の事でもないと思うんだけどね?」ヤエル(当時)「そうだよ、あんたより時間が無いのはどちらかと言えばバハラの方じゃないのかい?それにこう言っちゃ悪いけどこのレースは内枠3艇が逃げるはずだから多分堅いよ?」バハラ(当時)「忙しいのに急に呼び出されて待たされるのは私じゃなくても誰だって嫌って事が分からないかい、それにここで働きながらでもレースを見続けているヤエルが言う程なんだから人気通りの決着になるかもだろ。」 周りから見ればそう見えるのかも知れない、しかし好美個人には必死になる理由があった様だ(※因みにですがこちらのヤエルさんは料理屋の女将さんであり決して予想屋さんではありませんので勘違いしない様に)。好美(当時)「そんな事無いもん、絶対このレース荒れるもん!!」ヤエル(当時)「もう・・・、こりゃムキになっちゃう悪いパターンだよ。それで「業務提携(さっき言ってたやつ)」はどう言う事なんだい?」 投票締め切りから数分の間はまだレースが始まらないのでその間に説明してしまおうという好美、こう言っちゃなんだが大切な事は焦ってはいけないと思うのだが聞こえている訳無いか。好美(当時)「バハラさん、確か家の畑って白菜も作っていたよね?」 やっと本題を話し出したか・・・、いつ話が進むかヒヤヒヤしてたんだよな・・・。バハラ(当時)「勿論さ、もうすぐ鍋料理が人気になる時期だからね。それに向けて栽培をしているけど、それがどうしたんだい?」 結愛が暑そうに見える長袖をよく着用している様に年中比較的温暖なこの世界でも少しヒンヤリとして鍋が恋しくなる時期がやって来る、特に夜に至っては日中との寒暖差が半端ではない事も事実と言えるだろう(まぁよく言う砂漠地帯みたいなもんだな、でもそれってバルファイ王国か・・・)。好美(当時)「それの一部を使ったキムチをうちで販売出来ないかなと思ってさ、それとヤエルさんのキムチも併せて販売させて

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