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7. 「異世界ほのぼの日記3」102

Auteur: 佐行 院
last update Date de publication: 2026-03-14 07:55:08

-102 特別編②・頭痛の再発-

渚に誘われた希は、長年ネフェテルサ王国に住んでいるがこの世界では初めて見る顔の男性に恐る恐る近づいて声を掛けた。

希「あの・・・、どうされました?宜しければお聞かせ願えますか?」

 相手が話しやすい様にあくまでも下手に出て話す署長。

男性「何も覚えていないんです・・・、気付けばここに座っているしずっと頭が痛いしで・・・。」

希「そうですか・・・、病院には行かれましたか?」

男性「行ってないどころか、ここが何処か分からなくて・・・。」

 「まさか」と思った希は渚に『念話』飛ばして事情を説明する事にした。

希(念話)「すみません渚さん、少し遅くなるんですがよろしいですか?」

 ずっと希の行動を『察知』していたのか、拉麵屋台の店主は許さない訳が無かった。

渚(念話)「あんたって昔から放っておけない性格だったからね、その人の事頼んだよ。」

希(念話)「皆さんにご迷惑をお掛けしますが、申し訳ないとお伝えいただけますか?」

渚(念話)「何が迷惑なんだい、皆で助け合うのは当然の事じゃないか。」

希(念話)「そう仰って頂けると助かります、では後ほど。」

 『念話』
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  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   7. 「異世界ほのぼの日記3」360

    -360 早くしろ!!- 「秘密部屋」で1人黙々と片付けの作業を続けるイャンダの下にやっとこさでベルディが戻って来た、ただため息をつきたくもなる位に俺の予想通りだったが兄の右手では割れ煎餅が数欠片程握られていた。きっと口が寂しくならない様に貪りながらやって来たのだろう、別に「食うな」とは言わないがちゃんと後で掃除はしておけよ・・・?ベルディ「イャン、俺に何か聞きたい事でもあったんじゃないのか?(ボリボリ)」イャンダ「確かにそう言ったよ、だから戻って来て貰ったのは良いんだけどまだ食うつもりなのか?下に色々な物がぽろぽろと落ちているんだが今日からここは俺の部屋になるんだから掃除する方の身にもなってくれよ?」ベルディ「分かってるさ、それにしてもこれ美味いな・・・。(ボリボリボリボリ)」イャンダ「あのな・・・、さっき床を綺麗にしたばかりなんだぞ?後でちゃんと掃除してくれるんだよな・・・?」ベルディ「こんなに美味い煎餅が食えるなら掃除なんかいくらでもしてやるよ、ただちょっと待ってくれるか?(ボリボリ)」 この期に及んで何を待てと言うのだろうか、まさか・・・。ベルディ「やっぱり美味い煎餅は温かなお茶と一緒に食わないとな・・・。(ボリボリ)」イャンダ「待てよ、また戻るつもりか?まだ聞きたい事を聞けていないんだが・・・。」 このままでは「煎餅とお茶を求めたベルディが「秘密部屋」と台所を往復する」という事象がまるでスパイラルの様に何度も何度も発生しそうで怖い、俺的には兄がこの場にいる内に話を進めるべきだと思うのだが・・・。イャンダ「仕方ねぇな・・・、ちょっとだけで良いならここにもあるから話を聞いてくれ。」 深いため息をついた弟は『アイテムボックス』から例の割れ煎餅を取り出した、実は昨日3時のおやつとして食べていた物がまだ残っていたので本当は1人陰で楽しもうと思っていた様だが致し方なく兄と食べる事に。ベルディ「(ボリボリボリボリ)・・・。」イャンダ「(ボリボリボリボリ)・・・。」 それから数分の間煎餅を齧る音を除いて何故か静寂が部屋を包んでいた(何処かで見た様な件みたいだが気の所為か)、それからまたまた数分が経過した頃・・・。ベルディ「(ボリボリボリボリ)・・・。」イャンダ「(ボリボリボリボリ)・・・。」 いやまだ食ってたんかい!!いい加減話を進め

  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   7. 「異世界ほのぼの日記3」359

    -359 食い物の誘惑と恨み- 引越しの作業を行う中でイャンダにはどうしても聞いておきたい事があった、これから生活するこの旅館(実家)の館内に新設されたお店という事は主人である兄・ベルディがオーナーという事になる(という事は分からない事があれば兄に尋ねれば良いはずだ)。イャンダ(念話)「兄貴・・・、全然帰って来ないけど何処にいるんだ?」 因みに兄は未だに女性達とお茶を楽しんでいる、正直言って今弟に所在地を伝えるのは俺的には良くないと思ってしまうのだが(3人が話している話題が話題なだけに)。ベルディ(念話)「悪い悪い、妻が淹れたお茶が美味かったもんでつい時間を忘れてしまっていたんだよ。(ボリボリ)」イャンダ(念話)「まぁどちらかと言うと俺は手伝って貰っている方の立場だし、気持ちは分からんでも無いから何も言えないけどさ。」ベルディ(念話)「「手伝わない」とは言っていないだろ、すぐ戻るからちょっと待っててくれ。(ボリボリ)」 仕事上での異動と言っても恋人と引っ越して来たのはイャンダの方だ、決して我儘を言える立場では無い。どちらかと言うと2人の為にわざわざ部屋を空けておいてくれた兄に感謝しなくてはならないのではないだろうか、ただ『念話』で話しているはずなのに何処か違和感がある様な無い様な。イャンダ(念話)「兄貴・・・、気の所為なら良いんだけどさっきから「ボリボリ」って音が聞こえるんだが・・・?」ベルディ(念話)「聞こえてたか?すまんすまん、実はピューちゃんが持って来てくれたお徳用の割れ煎餅が美味くて止まらなくてさ。」 まだ食ってたのか・・・、どんだけたっぷり入ってんだよ。いやそれは良いんだ、何故か弟の様子がおかしいんだが?イャンダ(念話)「まさか・・・。」ベルディ(念話)「お、おい・・・。どうかしたのか?(ボリボリ)」 『念話』でも伝わる位に体を小刻みに震わせるイャンダ、それから数分の間無言の空間が続いていたという(煎餅を食う音を除いて)。ベルディ(念話)「おーい、大丈夫か?(ボリボリ)」イャンダ(念話)「兄貴、それって色んな味の割れた煎餅が大きな袋にたっぷり入っているやつの事か?」ベルディ(念話)「良く知っているな、美味しいからついつい手が出ちゃうんだよな。こんなの初めてだ、ピューちゃんって買い物上手なんだ・・・。(ボリボリ)」イャンダ

  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   7. 「異世界ほのぼの日記3」358

    -358 汚点とイメージ- その場にいない本人そっちのけで台所が「汚点」により盛り上がる中で「秘密部屋」にてイャンダは1人黙々と作業を進めていた、と言うかあんたってどんだけ汚点があるんだよ。イャンダ「好きで増やした訳じゃねぇんだ、掘り返さないでくれよ。誰にだって苦手な物事位あるだろうが。」 確かにあんたの言い分は分かるよ?じゃあ何で学祭の時にゴスロリ衣装を断らなかったんだ・・・、って待てよ・・・?イャンダ「何だよ、思い当たる節でもあるってのか?」 何となく覚えていただけだったから記憶があやふやだったんだが、そう言えばあんたって「SM好き」じゃ無かったか?まさかと思うがその頃から目覚めてたとか?イャンダ「違ぇわ、あの時はあんまり女子と話す事が無かったから上手く断れなかったんだよ。あんただって分かるだろ、女子を相手にしていると急に上手く話せなくなっちまう気持ちがよ。」 まぁな・・・、よく考えてみたら学生の時って女子にちょっとだけ話しかけられただけで心臓がおかしくなっちまう事なんてよくあったな。でもよ、俺の場合だがイャンダみたく学祭を境に人気者になった訳じゃ無かったから羨ましくて仕方がねぇわ。イャンダ「馬鹿言え、偶々だよ。あれから何カ月「ゴスロリ」ってあだ名で呼ばれたか、本当にあれは俺にとって最大の汚点だったよ。」 分かった分かった、本当に可哀想になって来たからこれ以上はいじらない事にしておくわ(俺はね)。 それで、突然声をかけた俺が聞いても良いか分からないが荷物は片付いたのか?イャンダ「粗方片付いた様な気がするな、続きはちょっと一服してからにしようかな。」 温かいお茶で一服しようと台所へと向かうイャンダ、このままでは本人がこの家(居住部分)でも笑いものとして扱われてしまう(まぁ俺の知った事ではないのだが)。イャンダ「そう言えば・・・、ピューちゃんは進んでいるかな・・・。」 イャンダは恋人の様子を伺った後、ついでに何か手伝える事があるかどうか尋ねようとピューアの新たな部屋へと向かった。その時も恋人(ニクシー)は台所でイャンダの「思い出(汚点)」の写真を見て爆笑していたので勿論部屋には誰もいなかった、一先ず個人的に騒ぎが起こるのは正直勘弁してほしいのでそっとしておこうか。イャンダ「いねぇな・・・、まぁどうせ後で会うだろうから良いか。」 そう

  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   7. 「異世界ほのぼの日記3」357

    -357 明かされる(カミングアウト)- 静まり返った「秘密部屋」でピューアが箱を開けた音に気付いたイャンダは急いで階段を駆け上がった、しかし生地の擦れる音とニクシーの鼻歌を聞いて「ある2つの重要事項」を思い出して出入口の数段手前で立ち止まった。イャンダ(小声)「おっと・・・、やべぇ・・・。」 まずは「この出入口を出た場所が浴室の脱衣所だという事」だ、付き合いだして間もなく手もつないだ事が無い自分がピューアの着替え(下手すれば裸の姿)を見て良い訳が無い。しかし女性と言えど相手は上級人魚であるニクシー、水着姿(若しくは裸の姿)なんて見られ慣れているのではと一瞬考えてしまったが・・・。イャンダ(小声)「んな訳ねぇだろ、人間として駄目だよ!!」 もう1つは「兄弟だけが知る秘密部屋の存在がバレてしまう事」である、嫌らしい物を隠しているなどと言ったやましい理由などないから一瞬「大丈夫か?」と自問自答したがよく考えれば恋人や義理の姉からの信頼を失う上に覗きの疑いをかけられてしまう。 未だに今いる出入口から数段降りた場所から動けないでいるイャンダが息を潜めていると脱衣所から別の女性の声がして来た、義理の姉であるエルフ・ネイアだ。ネイア「あらピューちゃん、似合うじゃない。それどうしたの?」 完全に女将の持ち物と思っていたニクシー。ピューア「え?!これって女将さんの服じゃ無かったんですか?!」ネイア「私が?そう言った服は持っていないどころか着た事も無いよ。」 ピューアが女将の返答に焦りの表情を見せる中で女将の「似合っている」という言葉を聞いて恋人がしっかりと服を着ている事を信じたイャンダは恐る恐る脱衣所を覗き込んでみた、本人が捨てようとした服を着たニクシーは想像以上に似合っていた様でイャンダは胸を撫で下ろした。イャンダ(小声)「ああ・・・、良かった・・・。」 そんなに不安になっていたなら覗き込まなきゃ良かったのにと傍らから見ているだけの俺が思う中、ネイアはゴスロリ衣装を着たままのピューアを連れて台所へと帰って行った。ネイア「折角のお茶が冷めちゃったかもね、温め直さなきゃ。」ピューア「すみません、私が遅くなった所為で。」ネイア「良いのよ、可愛い服を見かけたらつい着てみたくなっちゃう気持ちは私にも分かるもの。」 何の問題も無く女性達がその場から遠ざかっ

  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   7. 「異世界ほのぼの日記3」356

    -356 嬉しい気遣い、余計な気遣い- 急須の中で開いた茶葉により台所全体にお茶の優しい香りが広がる中、女将・ネイア(エルフ)は弟の連れて来た恋人・ピューア(ニクシー)による自分への心遣いが嬉しかった様だ。ネイア「お花畑ならここ出て左にあるはずだよ、今はラベンダーが綺麗に咲いていたはずさ。因みに廊下はぐるりと回れるから別の方向に行ってもここに戻って来れるからね。」 互いに種族は違えどそこは女性同士、「気遣い」には「気遣い」で答えるのもまた一興なのかも知れない。因みにお手洗いにはラベンダーの香りがする芳香剤を置いているのでそれを目印にしてくれればという気持ちが込められているとの事。 そんな中、イャンダが自らの「汚点」の原因と言える品の入ったダンボール箱を隠し扉の前へと置いて再び階段を降りていくと部屋の中でベルディがあからさまに落ち込んでいた。イャンダ「兄貴、勘弁してくれよ。今でも思い出すだけで熱が出そうな気分なのに。」 弟の言い分も分からなくもない、本人は着たくて着た訳では無くて言ってしまえば「被害者」に当たるのだ。ただよく見れば気になる点が1つ、気の所為だと良いのだが・・・。イャンダ「おい兄貴、手に持っているそれは何だ。」 兄弟だけが知る「秘密部屋」で小刻みに体を震わせる兄が両手で大切そうに握りしめている物を見て弟は頭を抱えていた、ベルディの両手には『アイテムボックス』から取り出したと思われるデジタルカメラが。ベルディ「イャン、捨てる前にもう1度着てみる気は本当に無いのか?」 涙ながらに訴えて来る兄、その表情からこの質問は冗談交じりでは無い事が伺える。イャンダ「あのな・・・、こんなおっさんのゴスロリ姿なんて誰が見たいと思うんだよ!!想像するだけで吐き気がするくらいに気持ちが悪いわ!!」ベルディ「いやいや、世界は決して狭くは無いから分からんぞ?もしかしたらこう言った趣味を持っているお客さんだって来るかもしれないじゃないか、今が「多様化の時代」であるという事を分かっているかね。」 あの・・・、話の腰を折る様で悪いんだけど高速道路で3国全てが結ばれている状態なんだから十分狭いと思うんだけどな。それに今の今まで女装趣味を持ったお客さんがこの旅館に宿泊した事があったのかい?ベルディ「確かに見た事は無いけどこれからは十分あり得るかも知れないだろ?」

  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   7. 「異世界ほのぼの日記3」355

    -355 危機迫る- 懐かしい思い出に浸り顔をニヤつかせる兄により強めのため息をついた弟は『アイテムボックス』から引っ越し用に使っていたガムテープを取り出して引っ張り出したダンボール箱を封する用に使用した、そして辺りを見廻して新聞の折り込みチラシを数枚程見かけたのでその内の1枚に大きく「封印」と書くと勢いよくその箱に貼り付けた。イャンダ「これでよし・・・、と・・・。」 一安心するイャンダの隣で落ち込んだ表情をするベルディ、大切に保管していた物を一瞬にしてゴミに変えられてしまった事がよっぽどショックだったと見受けられる。ベルディ「折角取っておいたのに・・・、そうやって捨てる前に1度着てみれば良かったんじゃ無いのか?」イャンダ「あのな・・・、兄貴は俺の「汚点」を増やすつもりなのか?!勘弁してくれよ!!」 誰にだって忘れたくても脳内にへばりついてなかなか離れない記憶はあるものだ、イャンダにとって魔学校時代の学祭がそれだった様で・・・。イャンダ「一先ずこれは明日が「燃えるゴミの日」だから朝一番に出すからな、全く・・・。」 捨てるのを忘れない様にする為、封じたダンボールを抱えて先程降りて来た階段を昇るイャンダ。入り口となっている隠し扉の横にダンボール箱を置いた後、階段を再び降りて行った。ただ、重要な事を忘れている事を知らずに。 封印したダンボール箱を隠し扉の前に置いて階段を降りたイャンダが一安心した表情を見せた一方で、新たな部屋に持って来た荷物の大半を降ろしたピューアをネイアが気遣っていた。ネイア「ピューちゃん、ここ2階だから荷物運ぶの大変だったでしょ。」ピューア「大丈夫ですよ、好美の店で荷物運びをしていた事が多々あるので慣れているんです。」 店で使用する為に仕入れた食材の搬入をちょこちょこ手伝っていたピューアにとって引っ越し作業など朝飯前だった様だ、俺が思ったよりは腕力が備わっているらしい。ネイア「でも結構汗をかいただろう、バルファイ王国は他の国よりも気温が高いからね。」 国の大半を砂漠とビル街が占めているからか、やはり日中の気温が高いのも事実。これは店で提供するメニューを色々と思案しなおす必要があるのかも知れない、まぁ今は引越しの方に集中すべきなんだろうけど。ピューア「そうですね・・・、ちょっと喉が渇いて来たので水分を頂いても宜しいですか?

  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   4. 「異世界ほのぼの日記2」㊳

    -㊳ 本格的な開店準備(②)- 拉麵屋の調理場でイャンダとデルアがシューゴやパルライの指導の下でスープや醤油ダレにトッピングの製法を復習する様に仕込んでいた。 旧店舗の2人は互いに1店舗分の、そして新店舗の2人は業務提携した2店舗分の製法を復習している。 マイナーのトラックをチラ見しながら後からやって来た渚も参加して「特製・辛辛焼きそば」の復習も行っていた、と言っても今までシューゴが行っていた簡易版の製法だが。 ただ渚だけは自ら作成したオリジナルの製法を守っていた、そんな中・・・。林田「そう言えばマイナーのトラックに書いてあった文字・・・、何か引っかかるな・・・。」好美「何かあっ

  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   4. 「異世界ほのぼの日記2」㉘

    -㉘ 真希子の仕事- 真希子の『アイテムボックス』から出てきたのはロータリーエンジンを積載している事で有名なあのスポーツカーだった、日本の某チューンアップ会社のデザインがある雑誌観衆のゲームのジャケット画像にも採用されていた車種・・・、だった様な・・・。渚「これ、MDじゃないか・・・。紫なんて何処にあったんだい。」光「やっぱり?LX-7だよね・・・(うん、権利的な・・・、もういいや)。」 ズシンと大きな音を立てて車が出現したので床が壊れたのではないかと心配していたが、渚が頑丈に作っていたので大丈夫だったみたいだ。渚「後で皆の車を並べて写真を撮りなおさないかい、勿論真希子が良いならの

  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   4. 「異世界ほのぼの日記2」㉗

    -㉗ 筆頭株主の過去と意外な知り合い- この世界で会う事は無いだろうと思っていたので驚きと緊張を隠せなくなっていた結愛、しかし嬉しさもあるので最高の瞬間だった。結愛「しかしどうされたんですか、おば様。どうしてこの世界に?」 真希子は高校時代の友人である宝田 守(たからだ まもる)の母親でもあるので結愛はずっと「おば様」と呼んでいた、しかしどうしてこの世界にいるのだろうか。もしかしたら守や他の同級生、教員も来ているのか?真希子「それがこの前ね、ネスタっていう人と電話で話していたんだけど電話を切った瞬間に吐き気がしてトイレに行ってね、スッキリしたなと思ってトイレを出たら扉がこの世界に繋が

  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   4. 「異世界ほのぼの日記2」⑬

    -⑬ 深夜営業の相談と好美の願望- 席に着いたばかりで全くもって状況を把握できていない好美に渚が今回企てた支店の話をしていると、渚とシューゴが屋台で販売している間に店舗を切り盛りしている光の元上司、いや叔父の一 一秀(にのまえ かずひで)がその場に到着した。渚と同様にシューゴに呼び出されていたらしい。 ここ数年で店舗を一任される様になった一は、店主であるシューゴ自身の一番の拘りポイントである門外不出の「醤油ダレ」を唯一引き継いでいる人間だった。シューゴ「あ、おはよう。」一「おはよう、急な呼び出しなんて珍しいな。何かあったのかい?実は朝の仕込みがまだなんだけど。」渚「おはよう、悪かっ

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