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第5話

Penulis: 秋の一葉
指揮本部にいた全員の視線が、一斉に王田隊長へ向けられた。

王田隊長の顔から、さっと血の気が引いた。死人のように青白かった。

現場指揮官の目が、刃のように鋭くなる。その視線が、王田隊長をまっすぐ射抜いた。

「王田、説明しろ」

王田隊長の額に、細かな冷や汗が一気に浮かんだ。唇が震え、言葉にならない。

「わ、私は……」

「本人はどこだ!」

現場指揮官の怒号が飛んだ。

王田隊長は全身をびくりと震わせ、取り乱したようにスマホを取り出した。震える指で俺の番号を押した。

「おかけになった電話は、電源が入っていないか、電波の届かない場所にあります」

冷たい自動音声が流れた。

諦めきれずにもう一度かけたが、結果は同じだった。

「電源が入っていない!あいつ、電源を切っている!」

王田隊長はほとんど叫んでいた。

「捜せ!人を出して捜せ!一個班でいい。どんな手を使ってでも、ダム湖からあいつを呼び戻せ!」

王田隊長はそばにいた部下に怒鳴り散らした。恐怖のせいで、声は甲高く裏返っていた。

同じ頃、ショッピングセンターの外では、美月が規制線の向こうにある母親のいる区域を見つめ、今にも
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