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第16話

مؤلف: フカモリ
拓真が「真琴ちゃん」と呼び終えると、信行も振り返り、さっとそちらに視線を向けた。

本当に真琴が目の前に立っているのを見て、無意識に手の中のタバコをもみ消す。

まさか、隣にいたのが真琴だったとは……

二人の男が驚いているというのに、真琴は平然としている。

信行をちらりと見ると、再び拓真に向き直り、笑顔で言う。

「電話に出ていましたの。では、先に部屋に戻りますね。拓真さんたちはごゆっくり」

平然と、まるで彼らの会話など聞いていなかったかのように、何も起こらなかったかのように振る舞う。

そう言って、真琴は振り返って先に部屋に戻って行った。

少し離れた場所で、二人は彼女が去っていくのを見送る。

その背中が視界から消えるまで、拓真はようやく信行を振り返った。

「本当に間の悪いことだ。まさか隣に真琴ちゃんがいたとはな。

たぶん、また一人で落ち込むんだろうな。でも、まあいいか。お前から切り出さなくても、真琴ちゃんはもう、だいたい察しがついただろう」

信行は視線を戻し、先ほどの姿勢に戻ると、両腕を手すりに乗せ、感情のこもらない目で遠くの夜景を見つめる。

その様子を見て、拓真も
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