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第469話

Auteur: フカモリ
真琴もくすりと笑って言った。

「成長しなきゃ、ダメになってしまいますから。高瀬社長のせっかくのご厚意も無駄になってしまいますし」

この二年間、智昭が助けてくれたこと、わざわざ空港まで送り届け、すべての手はずを整えてくれたことを思い出すたび、真琴は彼に深く感謝していた。

二人がそんな話をしていると、信行と光雅が外から戻ってきた。

そこで智昭は立ち上がって言った。

「片桐社長、西脇社長。皆さんに提携の意思があるようですから、具体的な話はまた時間を設けて詰めましょう。今日はもう遅いですし、ひとまずこれでお開きということで」

「ええ、そうしましょう」

「では、本日はこの辺りで」

智昭が今日の会合はここまでだと言うと、信行も光雅もそれに同意した。

智昭は普段、世渡りが下手で決して器用な人間ではないが、それなりの経歴と場数を踏んでいる。行動も常にマイペースで、他人の思惑に左右されることがない。

一同が連れ立って一階へ降りる際、信行が真琴の方へ視線を向けてきたが、真琴は何事もなかったかのようにスッと目を逸らし、彼と関わろうとはしなかった。

ホテルへの帰路、両手でハンドルを握って
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