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第448話

Penulis: かんもく
彼女は気まずそうにスマホを取り出し、気をそらそうとした。

一郎は画面を一瞥した後、奏の手首にある心拍数を確認した。

「なんてこった!」

彼の心拍数は、全く変動せず、まるで山のように安定していた!

これには一郎も疑いを持つほどで、この腕時計に問題があるのか、それとも奏が悟りを開き、欲を超えたのかと思ったほどだ。

裕之も奏の腕に巻かれた腕時計をじっと見つめていた。

「腕時計は正常だよ。さっきとわこがつけたときには、心拍数がちゃんと変動してたからね」

一郎は好奇心から尋ねた。「とわこの結果はどうだった?」

裕之はとわこに一瞥を投げた。

とわこは特に表情を変えなかったが、瞳は鋭い視線で彼を睨みつけた。

裕之は視線を戻し、「彼女は、成功したよ。心拍数が高くなるとこの時計がアラームを出すんだけど、一度も鳴らなかったからね」と答えた。

一郎はそれを聞き、一声応じてから後ろのとわこの方を見た。

彼女はうつむいてスマホをいじり、まるで現実から逃げるような様子だった。

一本目のビデオが終わり、次のビデオが始まった。

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