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第837章

作者: かんもく
とわこはすべてを見ていた。

「蓮、こっちに来て」彼女が声をかけ、気まずい空気を断ち切った。

蓮はすぐにとわこの元へ駆け寄った。

「奏、あなたも来てよ」彼が少しぼんやりしていたため、彼女は改めて呼びかけた。

彼らがスタジオに入ると、カメラマンが明るく迎え入れた。

「三千院さん、こんなにお若いのに、もう三人もお子さんがいらっしゃるんですね!すごく素敵なご家庭ですね!」カメラマンは感心しながら続ける。「でも、結婚されたって話は聞いたことがなかったような?」

とわこは少し気まずそうに微笑んだ。「私たちは今、夫婦ではないんです。でも、一緒に家族写真を撮ることに問題はないでしょう?」

カメラマンは自分の不用意な発言に気づき、すぐに話題を変えた。「こちらにいくつかサンプルがあります。ご覧になりますか?もしくは、何か撮りたいテーマがあればおっしゃってください」

とわこはサンプルを開き、レラと蓮に選ばせた。

「ママ、どれも素敵だね」レラはサンプルを見比べながら迷っていた。「涼太おじさんが、私ならどんな風に撮っても可愛く写るって言ってたし、ママが選んで!」

とわこは二つの異なるテーマを
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