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3.慰謝料を請求しましょう

Auteur: satomi
last update Dernière mise à jour: 2025-07-06 08:24:10

ついにやってやった!

あの鼻に着く、いちいちうるさい、小姑かよ?って思うような女と婚約破棄した。

後日慰謝料とか言ってた気がするけど、まぁあんな女の請求する金額、大したことないだろう。今までだって全然金使って生活してないし。せいぜいが夜会のドレスとかか?

それにしたって、「婚約者同士は互いの瞳の色をモチーフとかにするものです」なんて言うもんだから、そうしたけどあいつの瞳の色なんて、灰色じゃねーか?そんなのどうやって使うんだよって話だ。

それにしても、無邪気な幼い女の子って可愛いなぁ。素直だし、いちいち可愛い!!小姑のようにならなくていいなぁ。

「ハリー!!」

げっ、母上。

「ルビー嬢と婚約破棄したって話は本当なの?」

「本当ですとも!ほうら、こんなに可愛らしい幼子が私を癒してくれるのです」

「このバカ息子!!どうしてそんなにバカなの?!」

「へっ?」

「その幼子たちだって後数年であなたが嫌いな年頃のお嬢さんになるでしょうね。永遠に幼子のままなわけないでしょう?それくらいわかってるわよね?その上で、王妃は成人女性がなるものです。幼子には務まりません。王太子妃教育も王妃教育も出来ていないじゃない!」

「それはそうなのですが…」

「しかもその上、あの賢いルビーに慰謝料を請求されるみたいね。今回の婚約破棄はどっからどう見てもあなたの有責ですし、まあそうでしょうね。わかってるの?王妃教育にも片足突っ込んでる彼女は王宮の台所事情を把握してるのよ。その上で、あなたを苦しめるような金額をふっかけてくるでしょうね」

「そんなですか?」

「そんななのよ、ルビー嬢という人材は!だというのに…あなたは簡単に婚約破棄をして彼女を手放し、幼子と戯れ…このバカ息子!!」

そこまで怒らなくても。

ルビーがそんなにふっかけてこない可能性だってあるじゃないか!

***************

やってきた後日、私は慰謝料請求の専門家の方とヒルライズ様を交えて、慰謝料の交渉をすることにした。ヒルライズ様がいるのは第3者もいた方がいいからです。

「お久しぶりです。王妃様。つきましては、本日は王太子様の有責で婚約が破棄されましたので慰謝料を請求させていただきます」

「息子が有責という根拠は?」

「私に婚約破棄を言い渡した時に、私を指刺されたのですがその腕に幼子がぶら下がっていました」

「この国の王太子の性癖については我が国ライレルク王国も知るところ。おそらく他の国にも知っている事だろう。世界の常識だと私は考える」

と、ヒルライズ様が仰った。非常に根拠のあるお話で覆すことができない相手。第3者としてヒルライズ様を連れて来て良かった。

「そういうことで、明らかなる王太子様の有責です。慰謝料についてはここにいらっしゃいます専門家の方と予め話し合っておきました」

私は、金貨で8万枚を要求した。

「1年あたり1万枚計算です。非常にわかりやすいですよね。私が王太子妃教育のために割いた時間などをお金に換算したのです。そちらが私を教育するためにかかった経費などは引いてあります」

どうだろう?かなりわかりやすい金額だけど?年間王太子にあてられる予算が金貨で3万枚くらいなのは知ってる。分割で支払ってもらいたいものだ。いったい何年かかるか見ものだ。

「法外だわ!」

「恐れ入ります。専門で慰謝料についてしていますが、今回の事例ですと、ルビー嬢は今回、衆人環視の状況で婚約破棄を言い渡されたことがまず異常。さらに、王太子様の有責という事態が異常。という二つの事態ですので、このような金額になるのです。衆人環視というのが痛かったですね。婚約破棄というのは両家の承諾のもと、両家のみで行われるものですから」

どこからか舌打ちしている音が聞こえる。王太子様かな?だって仕方ないじゃない?あら、笑みがこぼれるのを抑えなくては。とりあえず、顔を扇で隠そう。

「納得していただけましたか?本来であれば、もっと高額なのですが、ルビー嬢の恩情によりこのような金額に収まりました」

すごいわ。嘘も方便というやつかしら?本当はもっと高額なんだけど…って言われると『え?』って思うわよね。専門家、恐るべし。

「「わかりました…」」

項垂れてる。まぁ、流石にこんな金額を吹っ掛けてくるとは思わなかったんでしょうね。王太子様は。王妃様は違うだろうけど。

「では、契約書にサインをお願いします。それから拇印をお願いします」

念には念を押さないとね。後から言い逃れなんてできないように。

「このお金は10年以内にルビー嬢に支払っていただきます。そのように契約書に書いてあるはずです。ご確認を」

1年あたり8000枚の金貨を私に寄越せばいいのよ。

「この国が破綻した場合なども記載されているので、ご確認ください」

「破綻なんてしないわよ!」

そうかなぁ?もうかなりの貴族が近隣の他国に亡命しているという話を聞いたけど?そうなると、領地の管理などを王家がしないといけなくなるわけで…。ムリでしょ…。そもそも、出来るだけの能力があるなら、貴族が亡命しないから。

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Commentaires (1)
goodnovel comment avatar
buchi
大太子は、本当に世間知らずのロリコンバカなんだね!王妃は賢い方見たいだけど、不在時に夜会の席でやられたら、目撃者も大勢いるから庇いきれないよね!後は大太子の性癖は、近隣諸国にも知られているんだね。貴族の中にも他国に亡命する者もいるから。金貨8万枚の慰謝料で国庫も危うくなるから、この国は破産するかもね。破産した場合は、吸収合併かな?
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