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第7話

Author: みっつ
看護師は電子カルテを確認してから答えた。

「今朝、高瀬さんの付き添いで、地元の病院へ転院されました」

直樹の顔色が変わった。

「搬送されたときの状態は?」

看護師は驚いたように顔を上げた。

「ご存じなかったんですか?」

直樹は何も答えなかった。

「運ばれてきたときは、かなり危ない状態でした。何か所も骨を折り、肋骨の骨折で重い気胸も起こしていました。血圧も一時、かなり下がっていたんです。

緊急処置の説明を受けたときも、高瀬さんは一人でした。手が震えて、同意書にサインするのがやっとの状態で、それでも『お母さんは助かるんですか』って、何度も先生に聞いていて……

見ているこちらまで、つらくなるくらいでした」

直樹は言葉を失った。

母が生死の境をさまよっていたあの夜、直樹は亜希の部屋で料理をしていた。

停電して、暗いところが苦手な亜希を一人にはできないと言い、母にはもう少し待ってもらえばいいとまで言った。

けれど、その数時間、母はただ待っていたわけではない。

命の危険にさらされていたのだ。

看護師は不思議そうに直樹を見た。

「上坂先生は、高瀬さんとどういうご関係な
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