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第10話

Author: 雨の若君
翌日、素羽が目を覚ますと、瞼は腫れ上がっていた。

隣の布団はきちんと畳まれており、ぬくもりも感じられない。またしても、司野は夜遅くまで帰ってこなかったのだ。

素羽は起き出すと、冷たいタオルで目元を冷やす。今日は日曜日だから、外に出る理由もなく、彼女は自宅でじっとしている。

昼頃、琴子から電話がかかってきた。「ちょっと用があるから、屋敷に帰ってきなさい」と、どこか不機嫌な声だった。

素羽は余計なことは聞かず、すぐに車で屋敷へ向かった。

家につくと、美玲もいた。いや、それだけではない。見知らぬ二人の女性まで居間に座っている。素羽は一人も顔を知らなかった。

「お義母さん」と、素羽は丁寧に挨拶した。

琴子は顔をしかめると、いきなり問い詰めてきた。「先日の保護者会の日、あなた、誰かに手を出したって本当?」

その言葉に、素羽は美玲の方をちらりと見る。美玲は目を細め、まるで面白がっているかのようにニヤリとしていた。

そして、見知らぬ二人のうちの一人――若い女の子を見て、素羽はすぐに思い出した。自分に怪我をさせたあの生徒――佳弥だった。

「はい」と素羽は答えた。否定するつもりはなか
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