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第6話

Author: ゆとしずく
看護師はパソコンで受付の記録を確認し、しばらくして首を横に振った。

「すみません、確認しましたが、相沢知佳さんは来られていません。事故でけがをした方も、今のところこちらには来ていませんね」

「そんなはずないだろ!」

隼は思わず身を乗り出した。

「怪我してたんだぞ!外に血の跡まであったんだ!ここに来てないなら、いったいどこに行ったんだよ!」

「申し訳ありませんが、確認した限りでは、こちらには来られていません」

看護師は落ち着いた声で答えた。

隼は受付の前で立ち尽くした。

もし知佳があの事故で怪我をしていたなら、病院に来るはずだった。それなのに、ここにはいない。

いくら考えても、知佳がほかにどこへ行ったのか見当もつかず、不安ばかりが募っていった。

もしかしたら、知佳は自分のマンションに帰ったのかもしれない。

「そうだ……きっと家に帰ったんだ」

隼はそうつぶやくと、夕夏を病院に残したまま車に乗り込み、知佳が一人で暮らすマンションへ急いだ。

マンションに着くと、車を停めて階段を駆け上がり、鍵を開けるなり声を張り上げた。

「知佳!いるのか!」

何度呼んでも返事はなく
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