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第301話

Author: 清水雪代
朝、祥衣が智美のオフィスに飛び込んでくるなり、いかにも何か面白い噂を仕入れてきた、という顔で話し始めた。

「ねえ智美ちゃん、今朝エレベーターでね、超イケメンに遭遇しちゃったの!しかも気さくで話しやすかったわ。岡田先生の大学時代の友達らしくて、お昼一緒にご飯行くことになっちゃった」

智美は書類から目を上げないまま聞いた。「竜也さんのことでしょう?」

祥衣が頷く。「そう!智美ちゃんももう会ったの?」

「ええ。悠人の家に泊まってるから、昨夜会ったわ」

祥衣は言った。「信頼できる人の友達なら、その人もきっと信頼できるわよね。なかなか良さそうだし、美羽に紹介しようかな。お昼、彼女も呼んじゃおう」

智美は不思議そうに首を傾げた。「祥衣先輩自身が気に入ったのかと思ったけど、美羽に紹介するの?」

祥衣は首を横に振った。「彼は爽やかすぎるのよ。私はもっとミステリアスな雰囲気とか、ちょっと控えめな感じの人が好みだから。だから美羽向きかなって。まあ美羽は簡単に心動かされないから、気に入るかどうか分からないけど」

智美はくすりと笑った。「ふふ。でも、祥衣先輩の好みと美羽の好みは違うかもしれない
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