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第417話

Auteur: 清水雪代
男というのは、好きな女を追いかけるとき、決まって実現不可能な中身のない言葉を並べたがるものだ。

こういうタイプの男には、これまでもうんざりするほど出会ってきた。

口先ばかり達者で、本当に問題が起きたとき、彼らは何ひとつ解決できないのだ。

智美が自分を全く信用していないのを感じ取り、礼央が焦ったように尋ねる。「俺を信じてないのか?」

智美は何も言わなかった。だが、その瞳から一目瞭然だ。

彼女は自分の言葉など、これっぽっちも本気にしていないと。

「智美、あいつにできることは俺にもできる。俺だって金には困ってないし、真心だって負けてないつもりだ」

智美が淡々と答える。「彼とあなたは違うの。彼はあなたより信頼できるし、彼のご家族もあなたのご家族より信頼できる。黒崎さん、私とあなたの間に可能性は絶対にないわ」

その言葉は、鋭い刃物のように礼央の胸を抉った。

これまで何年も遊び歩いてきて、女性に対して本気になったことなど一度もなかった。

確かに最初は、智美のことも単なる遊び相手としか思っていなかったかもしれない。

だが、この数日間彼女を追いかけるうちに、自分でも驚くほど智美に
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