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第499話

Penulis: 清水雪代
智美は興味津々で身を乗り出した。「その人、一体どんな高望みをしてたの?」

「依頼人の男性は、地元出身の30代後半、身長165センチ、体重80キロ、持ち家はあるがローン残債あり、短大卒、車なし、年収は平均以下。

対して彼が女性に求めた条件は、20代前半、初婚、モデル並みの容姿、大卒、公務員か大企業勤務で年収500万以上、かつ家事が完璧で親と同居可能な人。

相談所は『条件が厳しすぎる』と諭したが、彼は聞かなかった。それでも相談所は努力して何人か紹介したんだが、彼は『売れ残りの訳あり物件ばかり寄越しやがって』と全却下して、挙句の果てに訴えたんだ。

相談所の担当者は法廷で、『身の程知らずにも程がある、鏡を見てから出直せ!』と叫んでたよ」

智美は吹き出した。「で、その案件、最後はどうなったの?」

「美羽が相談所側の弁護を担当したんだ。結果、依頼人は訴えを取り下げた。なぜかと言うと、法廷で論理的に彼を詰める美羽の姿に惚れ込んで、『こんな素晴らしい女性に出会えたのは相談所のおかげだ!』と言い出したからさ」

「うわあ……でも、絶対に美羽には瞬殺されたでしょ?」

「もちろんだ。美羽に『鏡
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