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19.封じられるものたち⑥

ผู้เขียน: 鷹槻れん
last update วันที่เผยแพร่: 2026-06-16 05:50:14

 どちらも玉郎の前に佇む少女を見つめている。

『鈴丸さん、お兄ちゃんに手を出すのはやめて』

 彩音は鬼女を真っ直ぐ見つめて眉根を寄せると、帝太郎に封じを中断させたときと同じ調子でそう懇願する。

〝じゃが……〟

『お兄ちゃんに手を出したら、あたし、鈴丸さんとは一緒に居られないよ? それでもいいの?』

〝それは――〟

『嫌ならこれ以上おにいちゃんを傷つけるようなことはしないで』

 彩音の言葉に逡巡している素振りを見せる鈴丸と呼ばれた鬼女。

 そこでふと美紀に目を留めると、

〝わらわはお前のためを思うてそこの娘を追ってきたのじゃぞ? お前がその娘をじっと見ておったから……友達でも欲しいのかと思うて……〟

 それを邪魔したのだから眼前の者たちは排除して当然ではないか。

 そう言わんばかりの鈴丸を悲しげに見つめ、彩音は鬼女の言葉をさえぎった。

『彩音がその子を見

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     どちらも玉郎の前に佇む少女を見つめている。『鈴丸さん、お兄ちゃんに手を出すのはやめて』 彩音は鬼女を真っ直ぐ見つめて眉根を寄せると、帝太郎に封じを中断させたときと同じ調子でそう懇願する。〝じゃが……〟『お兄ちゃんに手を出したら、あたし、鈴丸さんとは一緒に居られないよ? それでもいいの?』〝それは――〟『嫌ならこれ以上おにいちゃんを傷つけるようなことはしないで』 彩音の言葉に逡巡している素振りを見せる鈴丸と呼ばれた鬼女。 そこでふと美紀に目を留めると、〝わらわはお前のためを思うてそこの娘を追ってきたのじゃぞ? お前がその娘をじっと見ておったから……友達でも欲しいのかと思うて……〟 それを邪魔したのだから眼前の者たちは排除して当然ではないか。 そう言わんばかりの鈴丸を悲しげに見つめ、彩音は鬼女の言葉をさえぎった。『彩音がその子を見てたのは、お友達が欲しいと思ったからじゃないの。今までだってそんなこと、言ったことなかったでしょ? 鈴丸さんが彩音さえ一緒なら誰かを襲ったりしないって約束してくれたから……だから二人で一緒に仲良くしてきたじゃない』 彩音の言の通り、彼女を攫ってから今日に至るまで、鈴丸は一度も人を襲わなかった。 彩音を自分が殺めた子と重ね合わせ、その子にしてやれなかった愛情を注ぐことで鬼女は鬼として狂った己を抑えることが出来ていたのだ。 彩音は知らないが、鈴丸が鬼と化してしまったのは、自分の子をくびり殺してから数年後のことだった。 死んだ子の年を数えながら日々を過ごすうち、鈴丸の心は徐々に人外の領域へと入っていったのだ。だから、鈴丸の中で彩音と自分の子の年齢は重なっている。 本当は腹を痛めて産んだ子を、育てたかったのだと鈴丸は彩音に語ったことがある。 世が世なら、女手ひとつでも子を育てることは可能だっただろう。だが、鈴丸の生きた時代、彼女のいた世界はそ

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