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生まれ変わった私、過ちを繰り返さない
生まれ変わった私、過ちを繰り返さない
Author: 秋への思い

第1話

Author: 秋への思い
兄が薬を盛られ、私は仕方なく自分の服のボタンを外した。

妊娠した後、両親は私たちが本当の兄妹ではないからと、兄に私と結婚するように言った。

兄は頷いたが、その日外出して車を暴走させ、事故を起こした。

私は彼の下半身が不随になっても構わず、きっぱりと彼の花嫁になることを決意した。

彼が感動し、私と添い遂げてくれると私は思っていた。

新婚の夜、邸宅が火事になった。煙にむせて目を覚ました私が最初に考えたのは、彼を救い出すことだった。

しかし、彼は私の頭に花瓶を叩きつけた。意識を失う直前、彼の冷たい声が聞こえた。

「お前と両親が俺の愛を壊したんだ。償いとして、全財産は無償で結衣に譲渡した。

お前たちは俺の人生をめちゃくちゃにした。だから、俺の道連れになれ」

……

私は兄、古賀景一(こが けいいち)の苦しそうな喘ぎ声で目を覚ました。

目を開けると、見慣れた部屋があった。新婚を祝う飾りもなく、立ち込める黒煙もない。

私、古賀琴音(こが ことね)は人生をやり直したのだ。驚きと喜びで頭がくらくらした。

「琴音、水をくれ」

景一の低く掠れた声が隣から聞こえ、私は身震いした。

腕時計を見ると、背中に一瞬で薄っすらと汗をかいた。

私は、兄が薬を盛られたあの夜に生まれ変わったのだ。

前世で頭から流れた血が視界を遮る粘り気と、全身が炎に焼かれる痛みが、再び襲ってくるかのようだった。

私は本能的に逃げ出したくなった。景一から少しでも遠ざかりたかった。

靴を履く間もなく、彼はすでに私の部屋のドアの前に立っていた。

「琴音、すでに結衣に電話した。今すぐ車で彼女を迎えに行け」

薬によって欲望が増幅されているにもかかわらず、彼の目にある私への警戒と嫌悪に、私は気づいてしまった。

一つの大胆な考えが、私の心に浮かんだ。

兄も生まれ変わった。

私は適当に頷き、車の鍵を持って彼の横をすり抜け、早足で家を出た。

邸宅の門を出る時も、背後から刺さる景一の不快感に満ちる視線を感じていた。

彼が指定した住所は、彼の会社の近くにあるマンションだった。

景一と篠原結衣(しのはら ゆい)はこんなに早くから同棲していたのか。私が彼の愛を壊したという彼の言葉は、本当だったのだ。

結衣は私の車を見ると、勢いよくドアを開け、助手席に座った。

「お兄さん、今はどんな様子?」

結衣は焦っているように見えたが、私の気のせいか、彼女の目には願いが叶ったような喜びがあるように見えた。

「着けばわかるわ」

私は結衣とあまり話したくなかった。嫉妬しているからではなく、私と母が彼女を好きではないからだ。

結衣は、我が家が支援していた貧困学生だった。

最初、両親は結衣をとても気に入っていた。彼女は努力家で向上心があり、成績も優秀だったからだ。

彼女は地元の市でトップの成績を収め、父と母は自ら彼女を湊川市(みなとかわし)の大学へ迎え入れた。

母はとても喜んでいた。彼女は私より一つ年上で成績優秀だったため、高校三年生だった私の勉強を教えることができると考えたのだ。

彼女は私に対してとても責任感を持ち、毎週の指導が終わるたびに私の状況を父に報告していた。

私の勉強はすべて母が管理していると彼女に伝えても、彼女は相変わらずだった。

私は常に、彼女の目に抜け目なさと計算高さが透けて見えると感じていたが、当時は自分の気にしすぎだと思っていた。

しかし、彼女が夜に酔っ払いに絡まれ、泣きながら父に電話をしてきた時のことだ。父が駆けつけると、彼女は突然父の胸に飛び込んだ。父は驚いて両手を高く上げ、顔色が青ざめていた。

その光景を、車を停めて駆けつけた母がちょうど目撃したのだ。

結衣は泣きながら、父を自分の本当の父親のように思っており、怖かったからこうしてしまったのだと説明した。
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