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第7話

作者: 秋への思い
景一が、私こそが養女であるとあれほど確信していたのは、前世で私が母に、彼が実子であると伝えさせたからだ。

彼が私と結婚したのはもともと状況に迫られてのことであり、私はこの禁断の感情に、恩を着せて報いを求めるような要素を加えたくなかった。それでは私と彼の感情がさらに醜く濁ってしまうからだ。

結衣の目には計算高さを隠しきれない光が明滅していた。

景一は父の真意を理解したはずだ。もしDNA鑑定を行い、どうしても私とこの財産を争うというのであれば、我が家と彼との縁は切れることになる。

……

景一はDNA鑑定を選択しなかった。結衣が煽っても、彼はただ私に視線を向けるだけだった。

彼と視線が交差しても、私の心には何の波風も立たなかった。

あの日以来、景一は滅多に家に帰らなくなった。

景一によって気力や良い気分をすり減らされることがなくなり、私はすっかり楽しく過ごせるようになった。

蒼海とのデートもさらに甘いものになり、彼は未来の義理の両親に挨拶に行きたいと何度もせがむようになった。

私が帰宅すると、母が父のためにスープを煮込んでおり、私が帰ってきたのを見ると味見をしてくれと呼ん
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